海外旅行はしたいけど、相手国の状況より「帰国後の隔離」が障壁に?【トラベルズー調べ】
トラベルズー・ジャパンと南アフリカ観光局は、「今後の海外旅行意向」に関する調査結果を発表した。海外旅行再開の意欲や渡航予定時期、旅の目的や旅のポイント、南アフリカ共和国への渡航経験有無などについて、日本国内の読者会員1,706人が回答している。
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渡航先の状況以上に“帰国後の措置が障壁に
新型コロナ対策においては11月8日に外国人旅行者の入国制限が大幅に緩和されたが、オミクロン株の出現が判明し、水際対策として改めて外国人の新規入国が停止されるなど、予断を許さない状況が続いている。
そうしたなか、一般旅行者に「海外旅行を再開したいか」という意欲について聞くと、「帰国後、日本国内での隔離期間等の各種措置が緩和されたら行きたい」63.2%が最多で、「今行きたいと考えている国・地域が観光客を受け入れるようになったら行きたい」50.8%、「海外旅行の自粛ムードが解消されたら行きたい」29.0%がそれに続いた。渡航先の状況以上に、“帰国後の措置”が旅行再開の障壁となっていることがわかる。
「すでに具体的な海外旅行計画、渡航希望時期がある」と回答した229人に予定時期を聞くと、「2022年4~6月」38.4%。「2022年1~3月」37.6%、「2022年7~9月」31.9%と、直近の長期休暇で渡航予定の人が多い。
旅の目的は異なる文化やライフスタイル、歴史的建造物や現地の食べ物に注目
「旅の目的」については、「異なる文化やライフスタイルを経験したい」27.8%が最多で、「ストレスや緊張から解放されたい」21.4%、「新しい場所、異なる場所を経験するため」21.1%がそれに続いた。
また「海外旅行を検討する際の旅のポイント」では、「歴史的建造物・遺跡などを楽しめる」16.1%、「現地の食べ物を楽しめる」15.7%、「自然景観が楽しめる」14.4%が上位だった。
さらに、海外旅行意欲のあるメンバー1,698人に、「今後の海外旅行の1人あたりの予算」を聞くと、最多は「100,000~149,999円」23.9%で、全体的に10万円以上の回答が7割を超えていた。
なお、トラベルズーが2021年1月に行った「GoToキャンペーン利用実態調査」で海外の旅行先を調査した際は、ハワイやアジアシティ(主要都市)が人気だったという。
調査概要
- 【調査対象】日本国内の読者会員
- 【調査方法】メールマガジンを利用したインターネットリサーチ
- 【調査時期】2021年10月4日~11日
- 【有効回答数】1,706人(平均年齢57.6歳。男性44.9%、女性54.6%)
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