企業「ウェブサイト価値ランキング」、前年1位「ドコモ」は5位に。14年ぶりに1位になった企業は?【トライベック調べ】

オンラインでの情報収集や接客が増え、デジタル化によるサイト価値の高まりが目立つ。

トライベックの社内組織であるトライベック・ブランド戦略研究所は、「Web Equity」に基づき12業界の260企業・ブランドについて調査した、2022年版「ウェブサイト価値ランキング」(Web Equity 2022)を発表した。

調査プログラム「ウェブサイト価値(Web Equity)」は、企業のデジタルメディア(公式サイト、SNS公式アカウント、公式アプリなど)について、製品・サービスの売上にどの程度貢献しているかを評価した「売上価値」(推定購入者数×売上価値単価)と、デジタルメディアが企業・商品のブランド力向上にどの程度貢献しているかを評価した「情報価値」(閲覧価値+行動価値)の観点から評価した指標。

コロナ禍を経てオンラインの重要性が増す

まず前年2021年に1位となった「NTTドコモ」は5位に後退。代わって2021年に2位の「トヨタ自動車」883億9,400万が2022年は1位となった。トヨタの1位返り咲きは2008年以来で14年ぶりだという。コロナ禍を経て、対面販売だけでなくオンラインでの情報収集や接客が増え、デジタル化が進行したことで、サイト価値が上昇した形だ。こういう動きは、住宅関連企業や化粧品関連企業にも見られる。

ランキングは以下、2位「ユニクロ」704億7,100万(前年3位)、3位「全日空(ANA)」704億4,400万(前年14位)、4位「Apple」680億0,600万(前年5位)、5位「NTTドコモ」657億6,500万(前年1位)が続いた。航空業界では「全日空」に加え「日本航空(JAL)」も6位(前年11位)と大きく上昇している。

その他30位までのランクイン企業・ブランドは以下のとおり。

2022年版「ウェブサイト価値ランキング」1~15位(単位は百万円。順位は百万円未満も加味)
2022年版「ウェブサイト価値ランキング」16~30位(単位は百万円。順位は百万円未満も加味。)
※参考:2021年版「ウェブサイト価値ランキング」1~15位
※2022年11月9日追記:記事の初出時において、タイトルに間違いがありました。訂正してお詫び申し上げます。

調査概要

  • 【調査対象】「電子・電機」「情報・通信」「自動車」「住宅関連」「化粧品・トイレタリー」「OTC医薬品・健康機器」「趣味・娯楽・その他」「食品・飲料」「運輸・レジャー」「流通」「金融」「エネルギー・素材」の全12業界。国内の個人向け(BtoC)企業。法人向け(BtoB)事業は対象外。
  • 【対象企業・ブランド数】260企業・ブランド
  • 【調査期間】2022年6月1日~6月15日
  • 【調査方法】全国20~69歳の一般消費者による評価調査を実施。
  • 【回答者数】21,290人
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