4割弱の親が「子どものスマホ管理疲れ」を感じている。フィルタリングや時間制限の効果は? 【CyberOwl調べ】
CyberOwlは、「子どものスマートフォンやタブレットの管理」に関する調査を実施した。子どものスマホ依存やトラブルを防ぐため、日頃からどのような管理・対策をしているのか、全国の小中学生の保護者619人に聞いている。
小中学生のスマホ利用、6割以上が「フィルタリングを設定」
まず、子どものスマートフォンやタブレットの端末を上手く管理できているかを聞くと、「できている」「できていない」が半々となった。
子どものスマホを管理する方法として、フィルタリングを設定しているかを聞くと、64.3%の保護者が「設定している」と回答した。一方で、「子どもがネットで検索して勝手に解除してしまう」「見られないサイトが多いことに不満を持っている」などの理由から、「設定していたがやめた」という人も約1割いた。
フィルタリング以外の対策としては、「利用場所の設定」「定期的な話し合い」がほぼ同率で1位となった。3位の「ネットトラブルなどのニュースを子どもと共有」については、「今はわからなくても、いざというときの抑止力になる」と考えている保護者が多いようだった。
また、利用時間や利用場所の制限以外で対策をとったことがあるかを聞くと、42.5%の保護者が「ある」と回答した。具体的には、「家族でのコミュニケーション(会話や外出など)を増やした」「勉強の習い事を始めた、または増やした」「アナログな趣味を見つけさせるようにした」という意見が多かった。
4割弱の親が「子どものスマホ管理疲れ」を感じている
子どものスマホの利用を管理したり、注意を促したりすることに疲れを感じたことがあるかを聞いたところ、38.8%の人が「ある」と回答した。具体的には、「ご飯も食べずにYouTubeを見ている」「SNSでの発信は逐一指導できない」といった声が見られた。
スマホ依存やトラブルの対策として「効果があまりない」と思ったこと1位は「端末を子どもに与える年齢を上げること」だった。理由としては、「周りの友達が持っているといじめにつながる可能性がある」「年齢をあげてもスマホに不慣れだとトラブルにあいやすい」などがあった。
逆に効果があると思った対策やサポートとしては、「何かあったときに保護者に相談しやすい環境をつくること」と「家庭で利用方法についてのルールを作り守らせること」がほぼ同率で1位となった。
調査概要
- 【調査期間】2023年3月7日~2023年3月16日
- 【調査機関】自社調査
- 【調査対象】全国の小学生の保護者619人
- 【調査方法】インターネット(クラウドワークス)
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