地下鉄の広告を見ているのはどんな人? 非利用者に比べて年収が80万円高いことが判明【東京メトロ調べ】
東京メトログループで広告を手掛けるメトロアドエージェンシーは、東京メトロの利用者プロフィールに関する調査結果を発表した。東京50km圏の12~69歳の男女4,820人がアンケートに回答している。なお東京メトロの1日あたり利用人数は約522万人(2021年度。週1回以上利用者を集計)。
情報収集に熱心で外国語学習にも意欲的なメトロ利用者像
まず東京メトロ利用者の性別は、男性57.3%、女性42.7%。性年代別は、男性の30代・40代・50代が多く、女性では20代が多い。
利用者の属性を見ると「ビジネスパーソン」(就業者のうちアルバイト、パート、内職、自営業主、その他を除いた人)の占める割合が多く67.2%で、メトロ以外の電鉄利用者よりも約11.7ポイント上回る。役職で見ると「管理職・役員(係長以上)」が東京メトロ利用者は28.0%、メトロ以外の電鉄利用者は18.9%と、これも大きく上回る。沿線企業が多く役職も多いため、東京メトロの広告はこうした層に影響力を持つと推察される。
こうしたビジネスパーソンの個別意識については、「スキルアップのために勉強したい」と考えている人が、東京メトロ利用者では61.9%。メトロ以外の電鉄利用者では55.5%で、6.4ポイントの差があった。「仕事関連の情報収集は欠かさない」も、東京メトロ利用者は54.5%。メトロ以外の電鉄利用者は46.5%で、8.0ポイントの差があった。その他「情報収集に熱心か」「外国語を学んでみたいか」といった質問でも、東京メトロ利用者は高い数値を見せた。
そして「平均の個人年収」を見ると、東京メトロ利用者における平均個人年収は464万円だったのに対し、メトロ以外の電鉄利用者は343万円と、121万円もの差を見せた。「平均世帯年収」についても、メトロ利用者は849万円だったが、メトロ以外の電鉄利用者は770万円と、79万円の差を見せたという。
こうした結果に対しメトロアドエージェンシーは「メトロ利用者はビジネスパーソンの割合が多く、経済力があり、情報感度が高い生活者と言える」とコメントしている。
調査概要
- 【調査対象】東京50km圏(東京駅を中心として半径50km圏に含まれる市・区・町・村全域)。12~69歳の男女個人
- 【調査方法】ビデオリサーチ「SOTO/ex」を使用
- 【調査時期】2022年4~6月
- 【有効回答数】4,820s
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