ネットで悪評・クレームが多い業種、2023年下半期に1位となったのは「通販」【アラームボックス調べ】

コロナ禍から回復した「宿泊業」の悪評が、前年10位から2位に大幅増。

アラームボックスは、「インターネット上で悪評・クレームが多い上位10業種」について調査結果を発表した。2023年下半期においてネット投稿されたクチコミ・評判から悪評・クレームを抽出・集計している。11,212社が対象。

幅広い業種で悪評・クレームが多く発生

まず「悪評・クレームの業種別ランキング」は、通販事業で複数ネットショップを出店している「無店舗小売業」が1社あたりの平均悪評・クレーム数5.71で1位となった。続いてコロナ禍が落ち着き需要が回復した「宿泊業」同4.05が10位から2位にランクアップ。3位は「各種商品小売業」同3.41だった。業界別で見ると、前期(2023年上半期)は「EC・小売」「美容」がほとんどを占めたが、今期は「通信」「鉄道」「銀行」なども上位に入っている。

分類1位の「EC・小売」、今回大きくランクアップした「宿泊」「通信」について、ワードクラウドとして可視化した結果、まずEC・小売での最頻出単語は前期と同じく「商品」であり1,100回以上使われていた。その他は「購入」「発送」「残念」「対応」といった単語が続いた。

宿泊での最頻出単語は「部屋」が半数を占め、「風呂」「朝食」「フロント」といった単語も多い。逆に「予約」「子供」「夕食」はそれほど多くない。

通信での最頻出単語は「対応」、次点で「連絡」があがっており、サービス以前に顧客対応へのクレームが多いことをうかがわせる。「発送」「購入」「契約」といった単語も多めで不満が散見された。

調査概要

  • 【調査対象】アラームボックスでモニタリングしており業種登録がされていた企業
  • 【調査方法】インターネット上に投稿されたクチコミのうち、アラームボックスが「悪評・クレーム」と分類したものを集計
  • 【調査時期】2023年7月1日~12月31日
  • 【対象企業】11,212社
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