高校生が公務員を選ぶ理由、「AIが普及しても仕事がなくならないから」の声も【LINEリサーチ調べ】

安定志向? なりたい職業は中学生だと「スポーツ選手」「イラストレーター」が人気。

LINEヤフーの調査サービス「LINEリサーチ」は、「中学生・高校生が将来いちばんなりたい職業」に関する調査結果を発表した。人気の職業、その職業に就きたい理由、将来働く会社を選ぶときに重視しそうなことなどについて、中学生・高校生の男女1,039人が回答している。

中学生のなりたい職業「スポーツ選手」「イラストレーター」が高校生「公務員」に変化

中学生・高校生に「将来いちばんなりたい職業」を聞くと、男子中学生は前年2023年調査で2位だった「スポーツ選手」が1位。以下「国家公務員・地方公務員」「YouTuber、VTuberなどの動画投稿者」「システムエンジニア・プログラマー」が上位だった。

女子中学生では「イラストレーター」「教師・教員・大学教授」「看護師」が前年同様上位にランクイン。また、2023年はランキング外だった「美容師・理容師」が、2024年は4位までランクアップした。

一方高校生は、安定志向・資格志向といった現実的な要素が強くなり、「国家公務員・地方公務員」「弁護士・裁判官・検察官」「医師」といった職業が上位になる。中学生の男女で1位だった「スポーツ選手」と「イラストレーター」は、高校生ではランキング外だ。

男子高校生では「国家公務員・地方公務員」「教師・教員・大学教授」「システムエンジニア・プログラマー」や「機械エンジニア・整備士」が上位になり、女子高校生も1位は「国家公務員・地方公務員」。以下「看護師」「教師・教員・大学教授」が続いた。大まかな傾向は前年と変わらないが、「教師・教員・大学教授」が男女ともにランクアップしている。

こうした職業に就きたい理由を聞くと、安定志向や資格志向だけでなく、憧れの対象や自身の趣味、あるいは家族など身近な人の影響、自分が支えられた経験などさまざまな理由があがる。一方で「AIが普及しても仕事がなくならないから」など世相を反映した意見もあがっている。

さらに「将来働く会社を選ぶときに、特に重視しそうなこと」(最大5つまで)を聞くと、「休みがしっかりとれる」が中学生・高校生ともに1位だが、男子中学生のみ「給料/ボーナスなどの待遇がいい」がそれを上回った。また「人間関係/職場の雰囲気がいい」も人気だ。

中高生を比較すると、「福利厚生/社員へのサポート制度が充実」「仕事の内容が、自分の能力や適性に合っている」「将来性がある/注目の業界の企業」など具体的な環境、実際の仕事内容は、高校生のほうが重視していた。

調査概要

  • 【調査対象】日本全国の中学生・高校生の男女
  • 【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
  • 【調査時期】2024年11月21日~25日
  • 【有効回答数】1039サンプル
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