日本人の45%が「男女平等のために、男性に求めすぎ」と回答【イプソス調べ】

世界30カ国中「5年間で男女平等の可能」日本は最下位に。

イプソスは、日本を含む世界30か国23,765人を対象に、男女平等に対する人々の態度と認識を調査した「イプソス国際女性デー2025」の結果を発表した。

男女平等の実現のために男性に負担増、逆差別と感じている人が6年間で10ポイント増加

「男性は、平等を支えるために多くを求められすぎている」に「やや/とてもよく当てはまる」と回答した日本人は45%で、2019年の調査から6年間で10ポイント増加した。特に男性の同意率が高く、男性53%、女性38%と、女性の約1.4倍の男性が同意していた。

男性は、平等を支えるために多くを求められすぎている(2025年と2019年比較)

同じ質問を世代別で調査すると、ベビーブーマー世代では38.4%なのに対し、Z世代では50.9%、ミレニアル世代では46.5%、X世代では47.8%。ベビーブーマー世代以外の世代では、ほぼ半数が同意する結果となった。

【世代別】男性は、平等を支えるために多くを求められすぎている

 「今後5年間で、男女平等に大きな進展があるか」を聞いたところ、「可能性はとても/ある程度高い」と回答した日本人は、対象30か国の中で最も少ない19%という結果になった。

今後5年間で、男女平等の達成に関して進展があると思うか?

また、女性に男性と同等の権利を与える取り組みに関して、国の対策が十分と感じている日本人は27%と、6年前の19%から8ポイント増加してはいるものの、調査対象国の中では最も少ない30位という結果となった。

女性にも男性と同じ権利を与える取り組みに関して、十分な対策があるか(2025年と2019年比較)

調査概要

  • 【調査方法】イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム 、IndiaBus プラットフォームを使用したオンライン調査
  • 【調査対象】世界30か国23,765人(インドの18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、米国の18~74歳、タイの20~74歳、インドネシアとシンガポールの21~74歳、その他の国の16~74歳)
  • 【実施日】2024年12月20日~2025年1月3日
  • 【調査機関】イプソス
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