「第二回 日本新規事業大賞」に医薬品在庫を最適化するキリン発の新規事業「premedi」
企業発の革新的事業を表彰するアワードの第2回、AI予測で医薬品の在庫ロスを削減
働き方に関するDX(デジタル変革)サービス事業のSansanは、新規事業開発を支援する企業と共催するアワード「第二回 日本新規事業大賞」で、キリンホールディングス発の新規事業「premedi(プリメディ)」が大賞を受賞したと5月20日に発表した。医薬品の在庫ロス削減に挑むAI(人工知能)予測サービスで、調剤薬局が抱える「ロングテール在庫」の課題に対してキリングループの知見とAI技術で在庫管理の最適化を図る点が評価された。

premediは調剤薬局で処方頻度が低く廃棄ロスとなる在庫問題に解決策を提示した。オーディエンス賞と審査員特別賞には、製造業を横につなぐプラットフォーム「KAMAMESHI」(KAMAMESHI)や「耕畜連携もみ殻事業」(あおもり創生パートナーズ)、廃棄物分別特化AIエンジン「Raptor VISION」(PFU)、「ANA Study Fly」(ANAホールディングス)、「はたらく部/HR高等学院」(RePlayce)、「MetaMe」(NTTドコモ)が選ばれた。

日本新規事業大賞は名刺アプリ「Eight」を展開するSansanなどが2024年に創設。大企業や中小企業の社内から生まれる革新的な事業を表彰する。スタートアップだけでなく企業発の新規事業にも注目を集めて企業内起業家の挑戦を活発化するのが目的で、今回は5月8日開催の「Startup JAPAN 2025」内で最終審査した。書類選考を通過した事業がプレゼンテーション形式で発表され、審査員による評価で各賞が決定した。
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