新興出版社啓林館は、「小学生の家庭学習における親の悩み」に関する調査結果を発表した。小学生の親330人が回答している。
半数以上の小学生が、30分以上の家庭学習をしている
まず、「子どもは自宅で家庭学習をしているか」を聞くと、「毎日30分~1時間はしている」41.2%、「週に数回はしている」21.2%、「ほとんどしていない」17.3%、「毎日1時間以上している」13.6%が上位。1位と4位を見ると、過半数が毎日30分以上家庭学習をしている様子がうかがえる。

次に「子どもの家庭学習について、どのような悩みがあるか」を聞くと、やはり「勉強をしたがらない」26.4%が最多。以下「勉強を見てあげる時間がない」19.4%、「親が教えるのが難しい」18.2%が続く。勉強をしたがらないが、それを親がカバーできない現状がうかがえる。

また「子どもは家庭学習で、どのようなものを利用しているか」を聞くと、「学校の宿題」74.6%、「市販の問題集・テキスト」31.8%、「タブレットやPCを使ったデジタル教材」29.7%が上位。
そこで「家庭学習において、デジタル教材をどの程度活用しているか」を聞くと、「あまり活用していない」30.6%、「たまに活用している」29.1%、「まったく活用していない」26.4%、「かなり活用している」13.9%の順で、積極的な親と消極的な親にわかれているようだ。このへんは親自身のデジタルスキルが問われていると言える。


さらに、デジタル教材を活用している(かなり活用している+たまに活用している)と回答した142人に「家庭学習でデジタル教材を活用している理由」を聞くと、「子どもが自主的に取り組めるから」46.5%、「楽しく学べる仕組みがあるから」34.5%、「わかりやすい解説があるから」26.8%と前向きな評価が多かった。

調査概要
- 【調査対象】小学生(小学1年生~小学6年生)の子を持つ親
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2025年4月17日~21日
- 【有効回答数】330人
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