YouTubeマーケティングを成功に導く5つのステップ_前編
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先日の記事にて、動画マーケティング、とりわけYouTubeマーケティングに取り組むべき理由について触れてきました。そこで今回は、実際に動画作成に取り掛かる際のポイントを海外事例を踏まえながら手順を追ってご紹介していきます。
ステップ1)新規にアカウント登録を行い、YouTubeチャンネルを作成する
YouTubeのチャンネルには一般ユーザーがアカウントを作成した際につくることができる標準の「My Channel」とYoutubeのパートナーやあるいは大口広告主になることで作成できる「ブランドChannel」の2種類があります。
My Channelの例
熊坂仁美.comの場合⇒ http://www.youtube.com/user/tsukijikuma
ブランドChannelの例
Channel Intelの場合⇒ http://www.youtube.com/user/channelintel
ブランドChannelをもつことにより、高度なカスタマイズをすることが可能になり、企業の個性をYouTubeページ上でも存分に発揮することができます。しかし、YouTubeアカウントを作成した際にできる「My Channel」上でも、貴社のブランドメッセージや商品・サービスの優位性を一貫した方向性と内容の動画で定期的に配信していくことで、ブランディングは可能です。もちろん、背景色の変更やアバターの追加、コメント欄を利用してビューアーとのコミュニケーションをとることもできます。なかには『My Tube Design』のようなMy Channelをカスタマイズするための手軽なツールも販売されていますので、まずは配信内容を充実させ、時期をみてカスタマイズしていくのがよいでしょう。
ステップ2)「ユーザーにとって」価値ある情報を端的かつ魅力的に表現する
ユーザーはソーシャルネット上での売り込みを嫌います。折角動画を取るのであれば、余すとこなく商品やサービスの魅力を伝えたい、そう思うことは当然ですが、果たして御社が「届けたい情報」がユーザーにとって「知りたい情報」と一致しているでしょうか。コンテンツを発信する場合、特に重要なのは「ユーザー視点」です。コンテンツのアイディアが浮かんだときには、一度立ち止まり、「Me,Me,Meになっていないか?」「ユーザーの興味をそそり役に立つと思ってもらえる情報で、かつ自社の優位性を伝えることができる両方を備えた交点はどこか?」「単にウケを狙った内容ではなく、ブランドイメージを伝えることができるか?」を考える必要があります。
海外事例①(itoennewyorkの場合)
日本では言わずと知れた伊藤園の米国法人。商品を売り込むのではなく、緑茶の正しい入れ方を紹介するこのほうが、よりユーザーにとっては意味のあるコンテンツといえます。海外向けの日本商材を扱う企業は、ぜひ見習いたい手法です。
海外事例②(Hub Spotの場合)
中小企業向けのマーケティング関連のソフトウェア販売や、ホワイトペーパーやウェブ上セミナー(Webiner)を使ったノレッジの提供をしている米国企業Hub Spot。「お客様の声」を動画で配信しています。 サービスの詳細説明よりも実際の利用者の声は何倍も説得力があります。
海外事例③(Gilt Groupeの場合)
高級ブランド品や魅力的な体験を会員特別価格で購入できるという米国最大級の規模を誇るオンラインショッピングサイト「GILT」の運営会社Gilt Groupe。個々の商品の売りを押すのではなく、その背景にあるデザイナーの想いを伝えたり、ライフスタイルの提案をすることで、「価値のあるもの」という意識を視聴者に浸透させています。
そしてもう一つ、大切な事はいかに端的でわかりやすくメッセージを伝えるかです。長い動画はユーザーを飽きさせ、内容を詰め込みすぎたコンテンツは何を伝えたいのか、ユーザーを惑わせます。推奨されるコンテンツの長さは1分半~2分程度です。特に冒頭の15秒にユーザーにアピールしたいポイントをもってくることが重要です。詳しくは、YouTube 『 クリエーターハンドブック』にユーザーを集める魅力的な動画の作成方法のチュートリアルがありますので、まずは作成に取り掛かる前に、必ずこちらを参照されることをオススメします。
必読!YouTube 『 クリエーターハンドブック』
ステップ3)~5)については次回お届けしますので、今しばらくお待ちください。
※この記事は、下記ブログからの抜粋記事です。掲載元記事内では、画像や実際の海外事例動画付きでわかりやすく説明しています。
■掲載元記事
Lotus Web Studiosブログ【実録Web戦略】
「YouTubeマーケティングを成功に導く5つのステップ_Part①」
■執筆者について
Lotus Web Studios マーケッター 安部友美
米国ニューヨークに拠点を置き、数多くの日系企業の米国進出やローカライズにIT技術で貢献してきた10年以上の経歴を持つ老舗のWeb屋Lotus Web Studios。新米マーケッターが日々の業務で学んだ知識やWebの最先端をいくアメリカを始め海外での先進的な取り組み事例を交えながら、Webマーケティングに役立つ情報を発信していきます。Webを基軸とした海外事業展開をお考えの際には、海外ビジネス戦略のコンサルティングからシステム構築、メンテナンスまでワンストップでご提供できる私どもにお任せください。
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