Google、パンダアップデートをいよいよ世界展開開始 | SEO Japan

SEO Japan - 2011年4月22日(金) 16:02
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米国で先行して導入されたGoogleパンダアップデートの日本を含めた世界展開がいつ始まるか?という話題が注目を浴びていましたが、どうやらついにその日が来たようです。サーチエンジンランドから詳細レポートを。 — SEO Japan 2月の下旬、グーグルは、質の低いページおよびサイトを特定するため、大きなアルゴリズムの変更を行った(“ファーマー”もしくは“パンダ”と呼ばれるアップデート)。ターゲットにされたページは、クエリに関連するテキストを掲載しているものの、劣悪なユーザーエクスペリエンスを引き起こしていた。(グーグルは質の高いサイトのアルゴリズムと呼んでいる)。そして、本日、グーグルは複数のマイナーなアップデートと共に(2%の米国のクエリに影響を与えると見られている)この変更を全ての英語圏のクエリに導入した。 全世界の英語のクエリに拡大 2月下旬のアルゴリズムのアップデートは米国のクエリのみを対象としていた。しかし、現在、この変更は世界中の英語のクエリにも展開されている。これには英語圏の国々のクエリ(google.co.ukやgoogle.com.au)、そして、非英語圏の国の英語のクエリ(英語の結果を選んでいるgoogle.frのユーザー等)が含まれる。 米国では、初期の導入により12%近くのクエリに影響が及んでおり、世界中の英語を利用する検索者にも同様の影響が現れるとみて問題ないだろう。 ブロックされたサイトに関する検索者のデータを導入 グーグルは今までも常に多数のシグナルを使って関連する検索結果を特定してきた。ページ上のアイテムがシグナルに当たる場合もあれば(テキスト等)、別のサイトにシグナルが存在する場合もあれば(あるページへ向かうアンカーテキスト等)、シグナルがユーザーの行動に基づいている場合もある(例えば、グーグルはページにアクセスするユーザーのツールバーのデータを用いて、ローディングに要した時間に関するデータを集めている)。 さて、ここ数ヶ月の間に、グーグルは、検索結果から特定のサイトをブロックする手段をユーザーのために2つ用意していた。一つ目がクロームのエクステンションである。その後、グーグルは ブロック用リンクを直接検索結果に導入した。このリンクは、ユーザーが結果をクリックしてサイトに向かったものの、検索結果に戻ってくると表示される。 パンダが初めて立ち上げられたとき、グーグルは、ユーザーがブロックしているサイトに関するデータをアルゴリズムの中でシグナルとして用いることはないと述べていた。しかし、実際にはアルゴリズムの変更が目標を達成したことを確認するため、このデータを利用していた。グーグルは、パンダによってマイナスの影響が出たサイトとユーザーがクロームのエクステンションでブロックしたサイトの84%が重複していた点を発見した。 現在、グーグルはユーザーが“強い自信を持って”ブロックしたサイトに関するデータを利用している。グーグルは、このデータはあくまでも補足として利用していると教えてくれた。そのため、サイトがこのアルゴリズムが狙う全体的なパターンと一致した場合、ユーザーのブロックの行動が確認として用いられる可能性があるのだ。 様々なサイトに及ぶ影響 初期の導入時には大規模なサイトが主に影響を受けていた。大きなサイトはページの数も、トラフィックも、そして、リンクも多く、利用可能なシグナルが豊富に存在するため、これは自然な成り行きであった。最新のアップデートでは、小規模なサイトに影響が及ぶ可能性がある。グーグルの検索の質を管理するアミット・シンガル氏は、ブログのエントリの中で、“この変更が、アルゴリズムが今まで評価することが出来なかったような、質の低いサイトの“ロングテール”も追跡して、質の高い結果を返す”と指摘している。 シンガル氏は私に次のように述べていた。 「私たちは、ウェブで最高に質が高く、最も関連するページをユーザーに表示することに専念している。グーグルは、ユーザーエクスペリエンスが改善される点、そして、同時に広範囲におけるウェブのエコシステムに役立つ点を確信するまでは、変更を実施しないように心掛けている。私たちは詳細なテストを実行し、質を改善すると結論付けてから、新しいシグナルをアルゴリズムに導入している。 サイトが影響を受けた時の対処 この変更が米国で実施された際、影響を受けたサイトのオーナー達が不快感を前面に押し出したため、グーグルはグーグルのウェブマスターセントラルのディスカッションフォーラム内にスレッドを用意した。そのため、サイトのオーナーはフィードバックをグーグルに送ることが出来た。最新の投稿で、グーグルは次のように述べている: 「テストを基に、アルゴリズムがサイトの質を特定する精度が高いことが分かりました。サイトの質が高いと信じているにも関わらず、この変更の影響を受けたなら、サイトの様々な面を大々的に評価してみることを勧めます。グーグルのクオリティガイドラインには、サイトの改善に関する有益な情報が掲載されています。サイトが変化すると、グーグルのアルゴリズムの格付けも更新され、この変更を反映します。また、ウェブマスター・ヘルプ・フォーラムへの投稿も歓迎します。私たちは特例を設けていませんが、アルゴリズムを継続的に改善していく上で、フィードバックは参考にします。」 私が過去の投稿で指摘したように、サイトのユーザーエクスペリエンスに対して客観的な視点で評価する必要がある: ビジターは容易に別の道を見つけることが出来るか? それぞれのページの話題が容易に判断出来るか? コンテンツはオリジナルの作品か、それとも、別のソースから集めたものか? 広告の数および配置が、ビジターが素早くコンテンツにアクセスする能力に支障をきたしているか? サイトを客観的に見た際に、主な焦点は、ユーザーのニーズに注がれているか、それとも事業の目標に注がれているか? ページのコンテンツは信頼できるものであり、有益か?そのページは、ウェブのその他のページよりもクエリに的確に答えているか? サイトの一部のページの質がとても高く、魅力的な場合、その他のページの質は劣るだろうか?(グーグルは、サイトの質の低いコンテンツは、当該の質の低いページだけではなく、サイト全体のランキングも下げると警告している)。 この結果を用いて、サイトのユーザーエクスペリエンス全体を強化するようなサイトへの改善事項を策定しよう(全体的な交流、忠誠、そして、コンバージョンにもプラスの影響が出るはずである)。 関連するエントリ: SMX West 2011 総集編: Googleのパンダアップデートからホワイトハットクローキング、リンク構築まで(日本語) Googleがアルゴリズム更新「ファーマー」でコンテンツファームを締め出す(日本語) Googleのファーマー/パンダアップデートのおかげでサイトのトラフィックが激減したときの対処 ファーマー/パンダアップデート: GoogleとSMX Westの最新情報 この記事は、「Search Engine Landに掲載された「Google Rolls Out Its Panda Update Internationally And Begins Incorporating Searcher Blocking [...]
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