Adobe(アドビ)は11月7日、米国で最もオンラインショッピング売上高が伸びるとされている感謝祭明けの月曜日「サイバーマンデー」(2014年は12月1日)のネット売上高に関する予想を調査、2014年は前年比10%増の26億ドルで過去最高となる見通しを発表した。
4500のECサイトを対象にトラフィック傾向を分析するもので、アドビは過去6年間にわたってサイバーマンデーの売上高をほぼ正確に予想しているという。
サイバーマンデーの支出額で27か国中最も高いのが米国の26億ドル。2位が中国で21億ドル、日本は前年比12%増の6億5400万ドルで、世界第3位となる見通し。
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オンラインショッピングの売り上げに占めるモバイル端末の割合は、前年度比28%増加し2割を占めると予想している。モバイルのうち、携帯電話が占める割合は8%。日本は約12%を占め、調査した27か国中最も高いという。
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アドビは「日本の流通事業者は、この傾向を自社のデジタルマーケティング戦略に活用することにより、顧客満足度の向上や新規顧客の獲得を実現し、売り上げに大きく貢献すると考えられる」としている。
米国で感謝祭(11月の第4木曜日)の次の月曜日を指すサイバーマンデーは、オンラインショップなどにおけるホリデーシーズンのセールの開始日と考えられており、各社が大々的なキャンペーンを実施し売り上げが急増すると言われている。
調査概要は以下の通り。
- 実施期間:2014年9月から継続中
- 調査ツール:Adobe Marketing Cloud(Adobe Analytics、Adobe Mobile Services)
- 調査対象:400人のコンシューマーからの調査回答
- 対象サイト:小売、メディア、エンターテイメント、金融サービス、旅行など4,500の電子商取引Webサイト(訪問者数200億人:2014年10月)
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オリジナル記事:米サイバーマンデーのEC売上高は26億ドルで過去最高に達する見通し、アドビ調査 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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