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世帯視聴率だけを求めるから本当に欲しい視聴者が離れる」 からご覧ください。
個人視聴率の中でもっとも世帯視聴率に連動しているのが、F3の個人視聴率だ。世帯視聴率をリードして形成しているのはF3層と言っていい。だから世帯視聴率をあげるためには高齢層の特に女性が観る番組をつくればよい。もう若者向けをつくってもろくに観てくれない。そもそも商売は世帯視聴率でやってる。だから「29年ぶりの男女7人」とか、即、世帯視聴率が取れそうな(誰が観るか最初から分かる)企画に終始する。
そしてどうなるか・・・。
そもそも人口動態を見ると、こんなにも高齢化してるんだから、もうテレビのせいじゃないかも・・・。
例えば、若年層をティーンと20代までと定義すると、関東地区だけ見ても、男女を分けるとそれぞれの人口比は10%を切る。若年層の個人視聴率は低いから、リーチや接触回数は当然もっと低くなる。足りないからGRPを増やしてもいいが、やはりそのほとんどは高齢層に当たる。というかテレビ視聴時間が極めて長い高齢層に当たる。もちろん商品がコンドロイチンなら問題ないが・・・。
とはいえ、プッシュ力のあるマスメディアはテレビだけだ。
広告主からすれば、テレビ局にはもっと自分たちがターゲットにしている視聴層が観る番組をつくってもらわなければ困る。当然だが、その指標はもう世帯視聴率ではない。そろそろしっかりデータ分析して、重要な広告主が欲しい視聴層をどうやって視聴させるか、またどうやって視聴してもらうきっかけをつくるかを起案して、PDCAを廻すことをしないといけない。(今やってないとすると、もうタイムリミットギリギリだと思うが。)
広告主もターゲット視聴が採れる番組制作とそのプロモーションをもっとテレビ局に要請した方がいい。誰のためでもなく、広告主のためだから・・・。