アマゾンが提供するクラウドベースの音声認識サービス「Amazon Alexa」を使い、独自ドメインのECサイト(自社ECサイト)でも音声で買い物ができるようになる。
宅配ポータルサイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会は10月11日、音声で出前の注文を行えるようにすると発表した。「Amazon Alexa」を搭載したスクリーン付きスマートスピーカー「Amazon Echo Spot」で注文できる。

「Amazon Echo Show」経由の注文イメージ
Amazon Echo に「アレクサ、出前館をひらいて」と話しかけると、端末に「出前館」の注文画面が表示される。音声注文の対象は約1万2000店舗。音声による注文は10月下旬から開始する予定。
12月12日からは、Amazon Echoシリーズの新商品「Amazon Echo Show」での音声注文にも対応する。
JTBが運営するチケット販売サイト「JTBおでかけチケット」も、「Amazon Echo Show」による音声注文に対応する。施設検索や電子チケットの購入が可能になる。

「JTBおでかけチケット」も音声ショッピングに対応(画像は編集部がキャプチャ)
音声注文の決済は「Amazon Pay」
「出前館」や「JTBおでかけチケット」は、音声注文もできる専用の「Alexaスキル」(クラウド内で実行されるアプリ)開発。音声注文には「Amazon Pay」が対応する。
「Amazon Pay」は、「Amazon.co.jp」に登録されたクレジットカード情報やユーザー情報を使い、Amazon以外のECサイトでログインや決済を行えるサービス。
アマゾンはこれまで、「Amazon Pay」対応のスキルを通じて自社ECサイトが音声ショッピングに対応できるようにする方針を示していたが、時期は未定としていた。
2018年7月には、「Amazon Echo」シリーズなどを使って音声で日本赤十字社に寄付ができる仕組みを開始。消費者などが「Amazon.co.jp」の情報を使って決済できるようにするための「Alexaスキル」(クラウド内で実行されるアプリ)を日本赤十字社が独自に開発した。
日本ではAlexa対応のデバイス「Amazon Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」が2017年11月に発売された。AmazonのECサイトは音声での注文に対応している。
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オリジナル記事:Amazon Pay+スキルで自社ECでの音声ショッピングが可能に、出前館とJTBが対応
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