BRITA Japanが実施した物価高騰の家計への影響や節約意識に関する調査によると、「昨年の春より生活が苦しくなっている」と回答した割合は75.1%、「節約に疲れている」と感じている割合は77%にのぼることがわかった。
調査対象は全国の20代〜60代の男女719人で、調査期間は2025年4月4日~10日。
値上げによる月の生活費への影響を聞いたところ、2025年春時点の生活費は2022年春以前と比較して月平均1万6336円上昇、調査開始以来、最高値となった。

生活費の上昇値(月平均)
2024年春頃と比べて、値上げによって生活が苦しくなっていると感じるかを聞いたところ、「やや苦しくなっている」が最多で44.4%、「大幅に苦しくなっている」が30.7%。合計すると75.1%が「苦しくなっている」と感じている。
一方、「変わらない」は21.3%、「大幅に楽になっている」は2.6%、「やや楽になっている」は1.0%だった。

値上げによって生活が苦しくなっていると感じるか
物価上昇が続くなかでの節約状況は、最も多かったのが「元々節約しており今も続けている」で58.7%。続いて「元々節約していなかったが節約するようになった」が27.5%、「元々節約していたがやめる予定」が4%だった。節約をしている、または節約していたと回答した割合は9割超だった。

物価上昇が続くなかで節約をしているか
節約疲れについては、「少し感じる」が最多の43.3%、続いて「とても感じる」が33.7%で、合計すると「疲れを感じている」と回答している割合は77%にのぼった。

節約をすることで疲れを感じることがあるか
身の回りのモノやサービスの値上がりが暮らしに与える影響について聞いたところ、最も多かったのは「貯金ができなくなった」で32.8%、続いて「外出を控えるようになった」が28.2%、「自炊するようになった」が26.8%だった。

身の回りのモノやサービスの値上がりが暮らしに与える影響
日々の暮らしのなかで特に値上がりを実感しているものは、「お米」が最多で79.9%、続いて「お米以外の食品・飲料」が67.3%、「ガソリン」が52.5%、「日用品」が46.8%、「水道光熱費」が44.3%、「外食」が40.0%だった。

特に値上がりを実感しているもの
お米はもはや高級品だと思うかを聞いたところ、「少し思う」が最多の41.6%、「とても思う」は35.7%で、合計するとお米はもはや高級品だと感じている人は全体の77.3%にのぼることがわかった。「あまり思わない」は16.7%、「全く思わない」は6.0%で、お米を高級品だと思わない層は少数派になっている。

お米は高級品だと思うか
調査概要
- 調査機関:ジャストシステム
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の20代~60代の男女719人
- 調査期間:2025年4月4日~10日
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オリジナル記事:値上げ前より月平均1.6万円の生活費増、「昨年の春より生活が苦しい」は75%、「節約に疲れを感じている」は77%
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