3.メールマガジン会員に対して配慮すべきポイント
3.メールマガジン会員に対して配慮すべきポイント
メールマガジンに登録したユーザーには、できるだけ長くメールマガジンを購読してもらいたいと思います。ユーザーが有益だと思うメールマガジン内容を配信することはもちろん大切ですが、登録情報の変更方法など、メールマガジン自体の利便性も忘れてはいけないポイントとなります。
3-1 登録情報変更フローにおけるポイント
メールマガジン登録中にユーザーがメールアドレスを変更した場合、ユーザー自身でメールアドレスの変更を申告してもらう必要があります。メールアドレスの変更は、現在ではキャリアの移行期間が設けられていますので、旧アドレスでメールマガジンを受信したユーザーが、メールアドレス変更手続きを思い出して実施するケースが多いと考えられます。そのようなユーザーの利便性を考慮し、配信するメールの最後には、メールアドレス変更や解約手続きがすぐに行える文言と、アクセス先のURLを表示しましょう。ユーザーがメールマガジンを受け取った状態から、スムーズに変更手続きを行えるようになります。
なかには、メールアドレスの変更手続きを忘れてしまっているユーザーがいることも考えられます。特に不定期で配信しているメールマガジンの場合には、配信を希望していたのに気付かぬうちに届かなくなってしまっていた、ということもあるでしょう。
サイトやメールマガジン配信システムの仕組みにもよりますが、今まで正常に配信が行われていたユーザーのなかで、ある一定時期から不達になってしまったユーザーを検出できる製品もあります。一定時期から不達になり、かつサイトの会員状態に変更がない場合は、ユーザーがサイトに訪れログインを行った際などに、「メールアドレスはweb-tan@example.comから変更はないですか?」などの表示を行い、同ページ内でメールアドレス変更用のリンクを表示する工夫を取り入れることもいいでしょう。
3-2 退会フローにおけるポイント
何らかの理由でユーザーが解約をしたい場合にも、スムーズに手続きが行えるように誘導してあげることが大切です。メールアドレス変更と同様に、メールマガジンの本文内に登録情報の変更に関するページのURLを記載するようにしましょう。退会完了後には、退会が完了したという報告とともに、いつでも再登録ができることを明記しましょう。また、退会以降の更新予定や新サービスの予定がある場合は、PRを行うことも再登録のきっかけとなると考えられます。
登録フローだけでなく、退会フローがわかりやすく簡単に行え、かつ丁寧な印象を与えることで、ユーザーがサイトやメールマガジン自体に好感を持ち、そのユーザーにとって必要な時が訪れた際に抵抗なく登録をしてもらうことが期待できると考えられます。
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今回は、モバイルメールマガジンに入退会する際の画面フローで配慮したいユーザビリティ上のポイントを紹介しました。次回はメールマガジン本文を作成するために考慮したい、ユーザビリティのポイントをご紹介する予定です。
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