コンテンツサイトを運営している場合
コンテンツのライターたちに解析データを見せて、彼らのモチベーションを高めよう。そうすれば、たくさんのページビューやSEO的に有効なトラフィックを獲得するコンテンツを書くことに夢中になってくれるだろう。
Tribune Companyの社内SEOディレクター、ブレント・D・ペイン氏はこの点に関して世界でも指折りの人物であり、Tribune系列の米大手新聞の各サイトですばらしい成果を上げている。彼の偉業の1つが、記者たちにSEOを教えて夢中にさせたことだ。そのおかげで、記者たちはページビューを理解し、切望するようになった。こちらの素晴らしいインタビューの中で、ペイン氏は彼が使ったやり方についてさらに詳しく説明している。
※Web担編注 リンク先の記事では、次のようなことが書かれている。
- ジャーナリストに、ヘッドラインでキーワードを使うのは必須だと教育
- SEOを考慮しないジャーナリストを少数派に
- ニュース速報のSEOではキーワード調査を行う
- たとえば、マイケル・ジャクソンのニュースでは、次のようにして最高のトラフィックを得た:
- どのサイトにリンクを集めるか決定
- 他のグループサイトから被リンクを集めるように
- メインのターゲットキーワードは「Michael Jackson dead」に決定
- 編集に自ら参加して、ヘッドラインが「ポップスの帝王」ではなく「Michael Jackson dead」になるようにする
- マイケル・ジャクソンの死亡の噂などの旧記事は、ニュース速報にリダイレクト
- 頻繁にクロールされているサイトに、リダイレクトした旧記事へのリンクを配置して、リダイレクトが認識されるように
- カテゴリトップページなどに使うキーワードも調査によって決定
- SERPやトラフィックを観測して、必要に応じて追加施策
実店舗などの物理的な事業拠点を持つ場合
地元のコミュニティに積極的にかかわろう。これはSEOのアドバイスらしくないと思うかもしれないが、もし君が(SEOの)仕事をきちんと処理しておけば、地元の新聞、地域ディレクトリ、ローカルラジオ局などのサイトからたくさんのリンクを獲得できる可能性がある。
店舗やオフィスを構えている場所がショッピングセンターやビジネスパークなら、それらのWebサイトからリンクを張ってもらおう。近頃はこんな組織でもWebサイトを持っているのか、と驚かされるはず!
自サイトにユーザー生成コンテンツ(UGC)がある場合
サイトのシステムを開発する際に工夫して、ユーザーが書き込んだデータがSEOに有利な形で自サイトのデータに組み込まれるようにする。
これについてはまた別の機会にブログ記事を書くかもしれないが、要は、ユーザーに提供できるささやかな「ナッジ」(ヒジで軽く相手をつつくように、行動や判断を促すもの)を考えよう、ということだ。具体的には、「お奨めタグ」や「ユーザーはこのコンテンツに○○のタグも付けました」といった情報を提供することが考えられる。こうした種類の行動喚起は、自サイトのSEOに大いに役立つ可能性がある。
自サイトのコミュニティ管理者(呼称が何であれ、コミュニティの世話役や調整役になっている人)がリンク構築とSEOの重要性を大まかに理解していることを確認しよう。コミュニティ管理者が築き上げるつながりや人間関係は、リンクベイトをばらまく、コンテストを開催する、ブログ記事を書く、リンクを獲得するといったことに関して、大変な財産になる可能性がある!
PRを代理店に外注している場合
代理店が仕掛けるPRにより、確実にリンクを獲得できるようにしよう! 特に、新聞社のサイトは外部にリンクすることをひどく恐れているので、リンクを張ることの重要性を教えることが不可欠だ。そうすれば、彼らが行う仕事がどんなものであれ、さらに多くのリンクを獲得できるだろう。
PRを任せている代理店がリンクの獲得に熱心でない場合は、自社に言及していながらリンクを張っていないWebページをすべて、誰かに追跡させることを忘れずに。これについて典型的だったのが、Daily Mailの「今週のWebサイト」というコラムに最近登場した僕らの顧客の例で、現在はリンクが張られているが、記事が最初に掲載されたとき、サイトへのリンクがなかったんだ!
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