調査概要
調査概要
- 調査対象
Web担3周年記念プレゼント「あなたのサイトのWebサイトパフォーマンス診」にご応募いただいた中から編集部・サービス提供者によって選定した以下の3サイト- アルネットホーム様
- ビートップス様
- 鍵のハイパーレスキュー様
- 調査手法・期間
- バックボーンテスト
- 調査手法:東京都内の通信事業者データセンター内から診断対象サイトへのアクセスを1時間間隔で測定。日本国内の最良のユーザーエクスペリエンスを再現できる測定方法。
- 調査期間:2009年9月2日午前0時~9月16日午前0時(2週間)
- ラストマイルテスト
- 調査手法:米国Gomez, Inc.社が全世界で契約している約12万台の一般ユーザーのパソコンの中から、日本国内のパソコン15台を選出。実際のユーザーエクスペリエンスを測定。
- 調査期間:2009年9月16日午前0時~9月18日午前0時(2日間)
- バックボーンテスト
- 調査項目
- バックボーンテスト
- 平均応答時間
- 最小応答時間
- ラストマイルテスト
- 接続回線別応答時間
- 各応答時間に関してはさらに細かく測定
- DNS Time
- Connect Time
- 1st Byte Time
- Content Time
- バックボーンテスト
- 調査実施機関
株式会社サムライズ - 測定ツール
ExperienceFirst
Webサイトパフォーマンスに関する専門用語
- HTTP Keep Alive
HTTPの持続接続。それぞれのHTTPリクエストが新しい接続を開くのではなく、複数のHTTPリクエスト・レスポンスが同一のTCP接続を使用する。ネットワーク通信量を抑えることができるので、サイトのパフォーマンス向上に非常に重要である。 - CSSスプライト
複数の画像を1枚の画像としてまとめ、CSSで範囲を指定することでそれぞれの個別の画像ように表示させる手法。
サンプル:Web担の右サイドバーにある「連載/特集コーナー一覧」では、各連載・特集のアイコンを一枚絵にしたものを利用している。 - イメージマップ
1つの画像内に複数のURLを関連付ける手法。
TAG indexの「画像内に複数リンクを設定する」に詳細な解説がある。 - gzip圧縮
クライアントへのHTTPレスポンスを圧縮することで転送量を小さくする手法。データ圧縮方法としてgzipを用いている。転送時間の短縮に繋がるが、サーバー側での圧縮、クライアント側での解凍処理が発生するため、ファイルサイズで判断する必要がある。 - Expiresヘッダー
キャッシュの有効期限。ブラウザがオブジェクトをキャッシュする際には、HTTPレスポンスに含まれるExpiresヘッダーも保存する。有効期限が切れていない間はキャッシュされたファイルが使用されるため、HTTPリクエストは発行されず、ページの表示時間が短縮できる。
ExperieceFirstに関する専門用語
- 応答時間
HTTP通信が開始されて、HTMLページ内の全てのオブジェクトの受信が完了するまでの時間。本測定では、フラッシュ内から二次的に呼ばれているオブジェクトは含んでいない。 - DNS Time
あるドメイン名からそれに対応するIPアドレスを引き出す「名前解決」に要する時間。たとえば、「www.samuraiz.co.jp」と送信されたURLの場合は「192.168.1.102」に変換される。 - Connect Time
名前解決(DNS参照)が完了した後、ブラウザがウェブサーバーとのTCP接続に要するまでの時間。 - 1st Byte Time
ブラウザからウェブサーバーへHTTPリクエストの最後のパケットが送信されてから、ブラウザがウェブサーバーから最初のパケット(最初のバイト=1st Byte)を受信するまでの時間。 - Content Time
HTMLページや画像ファイルなどのオブジェクトの最初のバイト(1st Byte)を受信してから、そのオブジェクトのダウンロードが完了するまでの時間。
ExperienceFirst - Active XF
米国 Gomez, Inc.社が契約している全世界で約12万の測定ポイントを利用し、ユーザー視点からあなたのウェブサイトのパフォーマンス監視を行えるソリューション。アラート機能やさまざまな切り口での分析を可能とする豊富なレポート群が、安定した運用とパフォーマンス改善のお手伝いをします。
上記は、米国Gomez, Inc.社製品「ExperieceFirst」を使用して解析した結果です。詳しい製品情報は下記サイトからお問い合わせください。
本レポートは、Steve Souders著『High Performance Web Sites(日本語訳:ハイパフォーマンスWebサイト)』で説明されているルールを基にしています。
関連リンク
- ヤフーの画像はなぜyimg.jpドメインなのか? サイト高速化の手法とヤフーの失敗例
→http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/01/13/4788
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