衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

サイト内検索されている割合を確認する

サイト内検索されている割合を確認する

サイト内検索分析を始めるにあたり、まずは、サイト内検索がどの程度利用されているのかを概観しよう。それは[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート(図4)で見ることができる。

操作手順
  1. グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
  2. 画面の左側にあるメニューで、[コンテンツ]をクリックする
  3. メニューが開くので、[サイト内検索]をクリックし、[利用状況]をクリックする
図4:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート
図4:[コンテンツ]>[サイト内検索]>[利用状況]レポート

サイト内検索のステータスの項目(図4赤枠部分)は英語だが、それぞれ次の意味だ。

英語の表記日本語の意味
Visits With Site Searchサイト内検索のあった訪問
Visits Without Site Searchサイト内検索のなかった訪問

サイト内検索のあった訪問、なかった訪問別の指標の双方を見ることができるので、まずはそれぞれの訪問数を比較しよう。

サイトがコンパクトで階層が浅い作りならば、そもそもユーザーはサイト内検索を使わずに目的のページへすぐにたどり着いているかもしれない。

逆に大規模なサイトで深い階層構造が予想される場合には、ユーザーは気軽にサイト検索をしているかもしれない。

サイト内検索を利用した訪問の割合に関しては、多いほうが良いとも、少ないほうが良いとも、一概には言い難いところだ。

しかし、もしサイトをリニューアルするようなことがあるのであれば、その前後でサイト内検索の割合の増減に注意する、検索キーワードのバリエーションの変化がないか気をつけるといったことが重要だろう。

「エクスプローラ」タブ直下の部分はデフォルトで「利用状況」指標グループが選択されている(図4青枠部分)。この指標グループでは、「訪問数」「訪問別ページビュー」「訪問時の平均滞在時間」「新規訪問の割合」「直帰率」の5つの指標が表示されている(図4緑枠部分)。

サイト内検索のあった訪問「Visits With Site Search」の行のデータを見ると、1訪問あたりのページビュー数は多くて、滞在時間は長いのが普通だ(図4緑枠部分)。目標セットの指標グループを選択しても、こちらのコンバージョン率や平均目標値などは一般的に高いと想像できる。この熱心なユーザーをさらに満足させることができればよいだろう。そのためには次のステップに進もう。

筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール

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