グーグルがSEOを困難にするのは広告収入を増やすため?
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グーグルがSEOを困難にするのは広告収入を増やすため?
マット・カッツはきっぱりと否定 (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
グーグルのマット・カッツ氏がツイッターでフォロワーとこんなやりとりをしていた。
@christomjones happy to categorically deny that: of course not. My only job is to improve search quality. I don't care/think about revenue.
— Matt Cuttsさん (@mattcutts) 2013年5月25日
マット・カッツさん、有料広告の収益を上げるためにグーグルはSEOを難しくしているのですか? コメントをください。
喜んできっぱりと否定させてもらうよ。もちろんそんなことはない。検索の品質を高めることが僕の唯一の任務だ。収益のことなど僕は気にしないし考えない。
たとえばペンギンアップデートのような大きめのアルゴリズム変更が発生して、順位が下がるとこんなふうに悪態をつくサイト運営者がいる(この質問をしたユーザーはそういったふうではない)。
最終的には信じる信じないの話になってしまうが、グーグルのサーチクオリティチームの使命が「ユーザーにより高い品質の検索結果を提供すること」であるのは確かだろう。
満足できる検索結果が手に入ればユーザーは繰り返しグーグル検索を使う。グーグル検索にやって来ればアドワーズ広告を目にするチャンスが増える。結果としてグーグルの収益が上がる。有料広告からの収益を上げるためにも、不正を防ぎ、えこひいきしない、質の高い検索結果を作り出すことが必要になってくるのだろう。
ウェブマスターツールに出るはずのないクロールエラーが出る理由
Googlebotの記憶力が良すぎるから (Google Webmaster Help Forum)
存在しないはずのURLに対して、グーグルウェブマスターツールのレポートに404エラーが出てしまっている理由について、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように説明した。
グーグルはとても記憶力が良くて、いったん覚えたらなかなか忘れようとしない。:) このことを知っているから、毎日じゃないとしても、何か月、何年にも渡って、なくなったURLにGooglebotが時おりアクセスしようとしても私なら驚かない。
(リンクになっていない)テキストのURLを取得することもある。特に、それが今まで発見したことのないURLだったらなおさらだ。
そうすることで、インデックスし損ねていた素晴らしいコンテンツを見つけられることもあるし、リンク切れに遭遇してしまうこともある。
こういったことで生じる404エラーは心配する必要のないものだが、ウェブマスターツールに表示されてしまう。結果としてサーバーログにも出てしまう。
Googlebotは、リンクやサイトマップ以外にも、さまざまな手段で新しいURLを発見しようとする。ミューラー氏が例に出したように、リンクになってない、単なる文字列として書かれているURLや、JavaScriptに書かれた仮想のURLもクロールしようとすることがある。
また、「見つからなかった」ことを示す404だけでなく、「削除」を意味する410エラーページでさえ、間隔をおいて再びクロールを試みる。これは、そのURLが復活していないか、念のため確かめる目的があるのだろう。
とにかく、もう本当になくなっていたり、存在しないURLであったりするならウェブマスターツールでクロールエラーになっているURLは無視して構わない。クロールやインデックス、ランキングに影響することはない。
また、ウェブマスターツールのクロールエラーはデフォルトでは、エラーの優先度が高い順に並んでいる。先頭に出ているURLが問題にならないURLであるなら、それ以降のURLも問題にならないと判断していいだろう。
米国で検索した結果を米国外から調べる魔法の「gl=US」
PPCにも役立つ (WebmasterWorld)
グローバルでサイトを展開しているウェブ担当者に役立ちそうなTIPSを紹介する。
日本にいながらにして、外国の検索結果を知る方法だ。
同じgoogle.com(米グーグル)で検索した場合でも、日本から検索した結果と米国で検索した結果は異なってくる。グーグルは、検索者の物理的な場所の情報も加味して検索結果を生成しているためだ。
やり方は簡単だ。
米国での検索結果を知りたい場合は、検索結果のURLの末尾に「&gl=US」というパラメータを付けて、ページをリロードする。
100%と同じとはいかないかもしれないが、米国内で検索したのとほぼ同じ検索結果を見ることができる。
この方法は応用できる。「US」の部分を「UK」に変えれば英国での検索結果を、「AU」に変えれば豪州での検索結果を見ることができる。
なおこの方法はAdWords広告をチェックするのにも利用できる。広告を出稿する国を制限している場合でもその国の外からその国で検索したときの広告を見ることが可能だ。
Bing製サイトマップ自動生成ツールの正式版が登場
サイトマップ作成を自動化したいサーバー管理者におすすめ (Bing Webmaster Blog)
ウェブ担当者というよりもサーバー管理者向けのニュースをピックアップする。
Bing(マイクロソフト)は、サーバーサイドでサイトマップ(検索エンジン向けのXMLサイトマップ)を作成する「Bingサイトマッププラグイン」という名称のツールを正式版としてリリースした。
ベータ版を昨年2月に公開していたものだが、正式版では、サイトマップ更新時の検索エンジンへの通知などいくつかの改良が含まれている。
Bingのツールといえど、Sitemaps.orgで定められたサイトマップの仕様に従っているため、グーグルのサイトマップとしても利用できる。ApacheとIISの両方に対応している。大規模サイトで、サイトマップの作成を自動化するのにちょうどいいのではないだろうか。
ダウンロード先や詳しい仕様は公式アナウンスとヘルプドキュメントを参照してほしい。
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