個人のパーソナルトレーナーに「ブランド名」は必要か?
ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「個人のパーソナルトレーナーに、ブランド名は必要か?」です。この回答は「必要です。屋号でもいいですし、個人名ならもっといいでしょう」です。

「必要です。屋号でもいいですし、個人名ならもっといいでしょう」です
エンティティを識別できる名前は必要
今回の質問は「個人のパーソナルトレーナーにもブランド名は必要ですか?」というもので、ペンネーム「赤ちゃんマン」さんが寄せてくださいました。ありがとうございます。
個人でパーソナルトレーナーをしている方のサイトがあり、サイト名は「〇〇(地域名)のパーソナルトレーニング」としているそうです。そのサイトについて詳しい方に相談したところ、次の2つの理由からブランド名をつけたほうがよいとアドバイスされたそうです。
「〇〇(地域名)+パーソナルトレーニング」で検索した人が、あなたのパーソナルトレーニングサービスを探しているのか? それとも〇〇(地域名)でパーソナルトレーニングを探しているのか区別できないから
知名度を上げていずれは指名検索されるようになるためにはブランド名があった方がよいから
僕もこのアドバイスをくれた方と同意見です。つけ加えるなら「誰かがあなたのことに言及したとしても、それがあなたのことなのか、その地域の一般的な話なのか検索エンジンには区別がつかないから」というのも、挙げられると思います。これからパーソナルトレーナーとしてのエンティティを確立していくにあたって、ほかと区別できる識別可能な固有の名前は必要です。
個人なら屋号ではなく、個人名がおすすめ
識別可能な名前をつけるにあたって、屋号をつけてそれをブランド名にするのもよいですが、個人であれば個人名を使うのがおすすめです。個人名のほうが屋号よりも覚えやすいですし、どのみち個人名は覚えてもらわないといけないうえに、屋号まで覚えてもらうのはハードルが高いからです。それならいっそ個人名を使えばシンプルです。
屋号をつける場合でも、個人名を含めた屋号はとてもよいと思います。たとえば、よく弁護士さんやデザイナーさんなどが「山田太郎事務所」のような屋号をつけているのがよい例です。かくいう僕自身も、会社名やサイト名を「住太陽事務所」とか「住太陽オフィス」にしておけばよかったとずっと思っています。
なんであれブランド名は、覚えてもらいやすく、発音しやすく、聞き取りやすく、入力しやすく、そしてほかと違っているものほどいいものです。そういうものなら、お客さまにも検索エンジンにも識別しやすいからです。
まとめ
個人でお仕事をされている人にとって「指名で仕事がくる」ことは究極的な目標です。そのためには名前を売らなければいけません。その名前はほとんどの場合、個人名そのままがベストです。職業によっては芸名やペンネームをつける場合がありますが、この場合も「人の名前に見えるもの」が選ばれますよね。個人であってもブランド名は必要ですし、そのブランド名には個人名をそのまま使うのが本当におすすめです。
P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。
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