モバイル検索の利用経験は9割以上~アップデイトがモバイル検索に関する利用動向調査を実施

モバイルを中心にメディアレップ事業・広告代理事業を手がけるアップデイト内に設置しているMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、無料ホームページ作成サービスなど計17社、モバイルサイト18サイトの協力の下、「携帯電話の検索サイトに関する利用動向調査」を実施し、その結果を発表した。

調査概要

  • 調査期間:9月7日~9月10日(4日間)
  • 調査方法:ホームページ作成サービス、メールマガジン配信システム、プロフィールサイト、ショッピングサイト、着メロ配信サービスなど計18モバイルサイト上でのアンケート調査
  • 有効回答数:4,336人
  • 回答者の属性:
    • 性別 男性:26.7%、女性:73.3%
    • 年代 10代:22.9%、20代:22.9%、30代:31.3%、40代:19.2%、50代以上:3.7%
    • 職業 小学生:0.6%、中学生:4.5%、高校生:11.9%、大学生:5.1%、専門学生:2.1%、会社員:30.5%、派遣社員:6.1%、アルバイト:8.1%、主婦:13.7%、その他:17.4%

携帯電話の検索サイト利用経験割合は9割以上
携帯電話で検索サイを利用したことがありますか?

携帯電話の検索サイトの利用経験を調査したところ、全体では「使ったことがある」という回答が91.6%と、利用経験のある回答者が9割を超える結果となった。

また年代別に見ると、20代後半の利用経験割合が93.2%と最も多くなった。

携帯電話の検索サイト利用頻度は若年層が高い傾向
どのくらいの頻度で携帯電話の検索サイトを利用しますか?

携帯電話の検索サイト利用経験者を対象に、携帯電話の検索サイトの利用頻度を調査したところ図のような結果となった。

全体では「毎日」が30.7%と最も多く、次いで「3日に1回」が25.3%、「週1回」が20.7%となった。年代別で見ると、「毎日」と答えた回答者が年代を追うごとに少なくなり、若年層の携帯電話の検索サイト利用頻度が高い傾向が伺える。

携帯電話の検索サイトの利用シーンは「自宅にいる時」が約5割
どのようなシーンで、携帯電話の検索サイトを使用しますか?

携帯電話の検索サイト利用経験者を対象に、携帯電話の検索サイトを使用するシーンを調査したところ、全体では「自宅にいる時」が52.4%と最も多く、次いで「待ち合わせなどの時間つぶしに」が12.2%、「電車などの移動中」が9.0%となった。

「ふと気になって検索した経験がある」が約9割
携帯電話の検索サイトで検索した経験があるものをお答え下さい

携帯電話の検索サイト利用経験者を対象に、検索経験のある内容を調査したところ図のような結果となった。

「よくある」と答えた回答者の割合を見ると、「テレビ番組に出ている単語や人名が気になっての検索」では21.0%、「雑誌や新聞に出ている単語や人名が気になっての検索」では15.4%、「ラジオ番組で聞いた単語や人名が気になっての検索」では7.2%、「電車内やタクシーで見た単語や人名が気になっての検索」では6.6%、「街中を徒歩で移動中に見た単語や人名が気になっての検索」では8.6%、「友達・家族と話していた内容で単語や人名などが気になっての検索」では25.7%、「掲示板サイト・SNSサイト等の携帯サイトで遊んでいるときに出てきた単語や人名などが気になっての検索」では18.3%、「自分自身でふと気になった単語や人名の検索」では42.7%となった。

「自分自身でふと気になった単語や人名の検索」では検索経験のある回答者の割合が約9割という結果となった。

直近で携帯電話の検索サイトで検索した内容は男女共に「音楽情報」
直近で携帯電話の検索サイトで何を検索しましたか?

全体

男性(N=1,044)
1位音楽情報(楽曲など)38.2%
2位交通情報35.6%
3位アーティスト名34.6%
4位テレビ番組情報30.8%
4位芸能人名30.8%
女性(N=2,927)
1位音楽情報(楽曲など)48.5%
2位アーティスト名37.3%
3位テレビ番組情報36.5%
4位交通情報33.2%
5位携帯サイト情報31.0%

検索サイト利用経験者を対象に、直近で携帯電話の検索サイトで何を検索したか調査したところ、全体の男性では「音楽情報(楽曲など)」が38.2%と最も多く、次いで「交通情報」が35.6%、「アーティスト名」が34.6%となった。

女性では「音楽情報(楽曲など)」が48.5%、「アーティスト名」が37.3%、「テレビ番組情報」が36.5%という結果となった。

男性年代別

10代(N=164)
1位音楽情報(楽曲など)62.2%
2位アーティスト名52.4%
3位ゲーム情報47.6%
4位芸能人名38.4%
5位テレビ番組情報31.1%
20代前半(N=82)
1位ゲーム情報48.8%
2位アーティスト名45.1%
3位音楽情報(楽曲など)41.5%
4位映画情報29.3%
5位芸能人名28.0%
20代後半(N=85)
1位アーティスト名44.7%
2位音楽情報(楽曲など)38.8%
3位芸能人名34.1%
4位交通情報32.9%
5位テレビ番組情報31.8%
30代前半(N=154)
1位芸能人名35.1%
1位交通情報35.1%
2位テレビ番組情報33.1%
2位店舗情報33.1%
3位映画情報31.2%
30代後半(N=221)
1位店舗情報37.6%
2位交通情報35.7%
3位音楽情報(楽曲など)29.9%
4位アーティスト名29.4%
4位グルメ情報29.4%
40代以上(N=338)
1位交通情報47.3%
2位携帯サイト情報34.9%
3位音楽情報(楽曲など)34.3%
4位テレビ番組情報32.5%
5位店舗情報32.2%

年代別で見てみると、男性では30代前半以外の年代で「音楽情報(楽曲など)」が上位となっており、年代を追うごとに「交通情報」の割合が高くなる結果となった。

女性年代別

10代(N=741)
1位音楽情報(楽曲など)64.6%
2位アーティスト名58.6%
3位芸能人名38.3%
4位テレビ番組情報37.2%
5位キャラクター36.3%
20代前半(N=407)
1位音楽情報(楽曲など)56.0%
2位アーティスト名48.9%
3位テレビ番組情報37.8%
4位交通情報35.9%
5位芸能人名35.4%
20代後半(N=351)
1位音楽情報(楽曲など)36.2%
2位テレビ番組情報35.3%
3位交通情報32.8%
4位アーティスト名30.8%
4位芸能人名30.8%
30代前半(N=429)
1位音楽情報(楽曲など)42.2%
2位テレビ番組情報39.2%
3位交通情報34.3%
4位店舗情報33.6%
5位単語・用語32.2%
30代後半(N=451)
1位音楽情報(楽曲など)39.2%
2位交通情報35.7%
3位テレビ番組情報33.3%
4位店舗情報32.8%
5位映画情報29.0%
40代以上(N=548)
1位音楽情報(楽曲など)41.8%
2位交通情報41.4%
3位テレビ番組情報35.8%
4位店舗情報31.8%
5位映画情報31.0%

女性では、全ての年代において「音楽情報(楽曲など)」が1位となり、男性と同様に年代を追うごとに「交通情報」の割合が高い結果となっている。

携帯電話での検索方法は「単数ワードで検索」が約4割
携帯電話で検索する際にどのように検索していますか?

検索サイト利用経験者を対象に、携帯電話で検索する際にどのように検索しているか調査をしたところ、「単数ワードで検索」が38.5%と最も多く、次いで「単数ワードで検索のち、複数ワードで検索」が36.5%という結果となった。

携帯電話の検索サイトで検索する際は、複数ワードよりも単数ワードで行う傾向が伺える。

1検索サイトあたりで必要な情報を見つけるまでに確認するのは「2から3ページ」が約4割
1検索サイトあたりで必要な情報を見つけたい時に最大何ページまで確認しますか?

検索サイト利用経験者を対象に、1検索サイトあたりで必要な情報を見つけたいときに最大何ページまで確認するかを調査したところ、全体では「2から3ページ」が45.1%と最も多く、次いで「6ページ以上」が25.1%、「4から5ページ」が22.2%という結果となった。

年代別で見てみると、10代では「6ページ以上」が最も多く、20代以上からは「2から3ページ」が多い結果となった。年代を追うごとに「2から3ページ」という回答率は高くなり、「1ページ」と答えた回答者は全ての年代で、最も少ない結果となった。

必要な情報を見つけるまでに複数の検索サイトを利用
検索サイトで必要な情報を見つける時に最大何サイトまで利用しますか?

検索サイト利用経験者を対象に、検索サイトで必要な情報を見つけるときに最大何サイトまで利用するかを調査したところ、全体では「2サイト」が30.8%と最も多く、次いで「3サイト」が29.4%、「5サイト以上」が19.4%という結果となった。

年代別で見てみると10代では「5サイト」、20代前半では「3サイト」、20代後半からは「2サイト」が最も多い結果となった。どの年代においても、必要な情報を見つけるまでは複数の検索サイトを利用する傾向が伺える。

利用している携帯電話の検索サイトは「Yahoo!モバイル」が約6割
利用している携帯電話の検索サイトは何ですか?

検索サイト利用経験者を対象に、利用している携帯電話の検索サイトは何かを調査したところ、「Yahoo!モバイル」が64.9%と最も多く、次いで「Google」が50.6%、「YiCHA」が11.3%という結果となった。

調査結果の詳細データは、MMD研究所のホームページからダウンロードできる。

株式会社アップデイト
http://up-date.ne.jp/

MMD研究所
http://mmd.up-date.ne.jp/

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

eCPM
「eCPM」はeffective Cost Per Milleの略。「有効CPM ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]