総務省情報通信政策研調査、若年層のコミュニケーション手段がソーシャルメディアに移行

ソーシャルメディア利用が過半数超え、スマートフォンの利用も5割を突破して年代が拡大

総務省の情報通信政策研究所は、2013年「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の速報を4月15日発表した。若年層のコミュニケーション手段がメールからソーシャルメディアに移行し、ソーシャルメディアの利用は過半数を超えた。スマートフォンの利用も5割を突破し年代も拡大していた。調査は、2013年11月30日~12月8日に全国の13~69歳の1500サンプルに訪問留め置きで実施。日記式調査とアンケートを並行して行った。

平日のコミュニケーション手段ごとの平均利用時間は、全体はメールの26.0分、ソーシャルメディア15.5分の順だが、10代はそれぞれ23.8分、48.1分、20代が各35.9分、45.1分とソーシャルメディアがメールの2倍になっている。ソーシャルメディアの利用率は57.1%で、年代別では20代の91.0%、30代80.8%、10代78.3%となり、40代で60.5%、50代でも38.7%あった。サービスの利用率は「LINE」の44.0%以下「Google+」「Facebook」の順。

スマートフォンの利用率は全体で52.8%と、前年調査から20ポイント以上増えた。年代別では20代の87.9%が最も高く、30代78.7%、10代63.3%、40代58.8%と続く。前年から最も伸びた40代をはじめ、30代、10代で約30ポイント増加した。50代も32.4%と20ポイント近く増えたが、60代は8.7%と利用が進んでいない。半面、従来型携帯電話は全体で51.0%だが、60代の81.7%が最も高く、50代の69.1%が続いた。タブレットは全体で15.4%だった。

総務省情報通信政策研究所
http://www.soumu.go.jp/iicp/

2013年「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(速報)
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/20...

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