店舗の売上・集客・改善ポイントがひと目でわかる「Airメイト」など、Airレジ連携サービス発表
リクルートライフスタイルは、1月30日に開催した「Airレジ カンファレンス2018」において、店舗向け無料POSレジアプリ「Airレジ」と連携する3つの新サービスを発表した。
発表されたのは経営状況の把握と改善を支援する「Airメイト」、オーダーエントリーシステムの「Airレジ ハンディ」、スタッフのシフトを管理する「Airシフト」。
これらの新サービスは、4年にわたる「Airレジ」サービスの経験、店舗オーナーからの要望などをもとに開発された。いずれも2018年春のサービス開始を予定している。各サービスの詳細は次の通り。
Airメイト――店舗状況や経営課題を瞬時にデータ分析
Airメイトは、店舗の「経営状況の把握」「店舗改善の施策実施」「状況の振り返り」の3つを支援する経営アシスタントアプリ。Airレジにも売上分析や顧客管理といった機能は搭載されていたが、より簡単かつ継続的に利用できるシステムとして開発された。発表時点では無料・有料サービスどちらになるかは未定。
Airメイトでは、Airレジシリーズで蓄積されたデータのほか、天候などの外部データとも連携して、売上・仕入・メニューといった改善点を分析できる。
たとえば、当日売上を瞬時に計算して月次の目標達成に必要な顧客数を把握したり、店舗ごとに昨対比の集客や売上を分析したりできる。各店舗の店舗オーナーだけでなく、スーパーバイザーが経営状況を把握するのにも役立つ。
サービス開始時期は2018年春予定だが、すでに実用レベルに達しているという。開発初期からのパートナーであり、実際に導入しているダイニングファクトリーの青山氏は次のように語った。
Airメイトの利用前後で一番に変化したことは、現場の分析能力が上がったこと。店長が分析するだけでなく、スーパーバイザーが店舗に行く前に数字だけである程度の判断ができるようにもなった(ダイニングファクトリー 取締役/General Manager 青山剛氏)
Airレジ ハンディ――手書き伝票をなくして注文・会計をスマートに
Airレジ ハンディは、店舗の注文・配膳業務を支援するオーダーエントリーシステム。Airレジ利用者のなかには、紙伝票を使う飲食店がまだまだ多く、煩雑な伝票管理を改善するために最も要望されていたシステムだった。有料サービスを予定している。
導入にはAirレジおよび予約台帳アプリ「レストランボード」のほか、注文を入力するiPod touchと、伝票出力するキッチンプリンターが必要になる。
ハンディに登録するメニューは、Airレジと連携して登録できる。ホールスタッフが入力した注文はキッチンプリンターに出力されるため、書き損じなどのミスがなくなり、Airレジと会計連携するため会計時に再入力する手間もなくなる。
また、座席ごとの注文内容に応じたおすすめメニューを説明文とともに表示したり、料理提供の時間が遅れている注文を赤く表示したりするなど、飲食店の業務効率化とQSC(Quality Service Cleanliness)改善を支援する。
Airシフト――シフト作成やスタッフとの調整をクラウドで一括管理
Airシフトは、店舗スタッフのシフト管理に特化したアプリ。シフト表の作成、スタッフとのチャット機能、シフト調整機能など、シフト調整にかかわるコミュニケーションや作成コストを削減する。有料サービスを予定している。
Airシフト上で、スタッフからシフト提出をしてもらうには、アルバイト・パート向けシフト管理アプリ「シフトボード」の利用が必要になる。
先行導入するある飲食店では、マネージャーがスタッフのシフト管理に毎月24時間を費やしていた。従来は、LINEやメールでシフト希望を収集して調整していたが、Airシフトの導入によって、一連のコミュニケーションや日々の調整がクラウド上で完結するようになり、シフト管理の工数が大きく削減できたという。
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