「スマホ乗り換え」控え気味? 2年以上利用する人が増加傾向【MMD研調べ】

スマホの購入方法、利用期間、プラン内容でわかりにくいこと、コールセンターへの電話経験の有無などについて調査を実施。

MMD研究所は、「2019年スマートフォンの支払い方法、利用期間に関する調査」の結果を発表した。以下の5項目について質問している。

  1. スマートフォンの購入方法(一括購入/分割購入)
  2. 現在のスマートフォンの利用期間
  3. 利用している通信会社のプラン内容で、わかりにくいと思うこと
  4. コールセンターへの電話経験の有無、その内容
  5. コールセンターのオペレーターに繋がるまでにかかった時間

「スマホ乗り換え」控え気味? 2年以上利用する人が増加傾向

有効回答563人のうち、大手キャリア通信会社と契約しているのは74.6%(420人)、格安SIM(「Y!mobile」を含むMVNO)を利用しているのは23.1%(130人)だった。「わからない/通信会社を利用していない」2.3%(13人)も存在する。

このうち、通信会社を利用している550人を対象に、「利用しているスマートフォンの購入方法」を聞くと、大手キャリアユーザーは「分割で購入した」72.6%が多数派だったが、格安SIMユーザーは「一括で購入した」63.1%が多数派だった。

 

「現在利用しているスマートフォンの利用期間」では、大手キャリアユーザーは「半年以上、1年未満」17.9%が最多。以下「1年半以上、2年未満」16.4%が続いた。一方、格安SIMユーザーは「半年以上、1年未満」22.3%が最多で、以下「1年以上、1年半未満」「1年半以上、2年未満」同率14.6%が続く。

 

これを1年単位で合算・再集計すると、スマートフォンの利用期間で最も多いのは「1年以上、2年未満」28.6%となる。過去の調査データと比較すると、「1年以上、2年未満」というユーザーは、2017年が25.1%、2018年が26.9%、2019年が28.6%で、やや増加している。一方で「2年以上、3年未満」は、2017年が10.0%、2018年が14.2%、2019年が17.9%と、より大きく伸長しており、使用機種の利用期間が延びている傾向が見られる。

 

「2年未満」「2年以上」で切り分けると、「2年未満」は2017年より6.9ポイント減、「2年以上」は6.9ポイント増であることも、それを裏付けている。

 

大手キャリア「料金プラン変更/相談」、格安SIM「MNP」で、コールセンターへ問い合わせ

「利用している通信会社のプランの内容でわかりにくいと思うもの」を聞くと、大手キャリアユーザーは「オプション」56.9%、「データ料金」51.0%、「端末料金」37.6%が上位。格安SIMユーザーは「オプション」30.8%、「契約期間」26.2%、「データ料金」「通話料金」同率23.8%だった。全体的に格安SIMユーザーの数字は低く理解度が高いと考えられる。

 

そのほか、「携帯電話会社のコールセンターへの電話経験」については、大手キャリア、格安SIMユーザーの約半数が「電話したことがない」と回答。大手キャリアユーザーの回答上位は「料金プラン変更/相談」「操作/設定」など、格安SIMユーザーの回答上位は「MNP」「解約」だった。

 

調査概要

  • 【調査対象】スマートフォンを所有する13歳~59歳の男女
  • 【調査期間】2019年2月26日
  • 【有効回答】563人
  • 【調査方法】インターネット調査
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