知られざる「大学内広告」の世界、構内で目に付くのは「ポスター」と「○○○」【イオレ調べ】
イオレは、「大学生活・学内広告」に関する調査結果を発表した。同社が運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の大学生・大学院生154人が回答している。
一時は新型コロナウイルス流行の影響でオンライン授業が主体となった大学だが、現在はほとんどが通学を再開している。この調査は新学年が始まる直前、2023年2月10日~3月14日に行われた。
大学構内という特定環境だから? 「知らなかった情報との接触」が多い
まず「大学内で見たことがある広告」を聞くと、「学食・売店・書店に貼られているポスター広告」83.1%が圧倒的多数で1位。「学食のトレイ(お盆)に貼られている広告」47.4%がそれに続いた。「キャンペーンブース」37.7%、「デジタルサイネージ」31.8%も多く、さまざまな広告が大学構内に入り込んでいるのがわかる。
そこで「学食(大学構内にある食堂・レストラン・カフェ)の利用頻度」を聞くと、「週5日以上」16.9%、「週3~4日」18.8%、「週1~2日」22.7%と、週1以上利用者が半数を超える。コロナ禍を経ても学食が愛用されているのがわかる。なお学食トレイのステッカー広告について「見たことがある」と回答したのは69.7%で認知度は高い。
「大学内広告について感じたことのあるもの」では、「知らなかったサービスや企業の情報に出会えた」37.5%が最多の一方、「時間つぶしになった」36.1%も多い。大学構内という特定環境のため、“偶発的な初期接触”や“能動的な視認”が起きやすく、そうした効果を狙う広告主も多いと考えられる。
さらに「信頼できると感じる広告媒体(上位3つ)」を聞くと、「テレビ広告」64.9%が特に多く、「大学内広告」46.1%、「新聞広告」41.6%、「本・雑誌広告」40.9%がそれに続いた。テレビや新聞などのメディアは若者離れが囁かれることも多いが、広告の掲載媒体としては信頼されているようだ。一方SNS広告・インターネット広告は10%台にとどまった。
調査概要
- 【調査対象】「らくらく連絡網」を利用中の大学生(1~4年生)、大学院生(1~2年生)
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年2月10日~3月14日
- 【有効回答数】154件
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