無意識タイパ世代? Z世代の約75%が「わざわざタイパとは言わない」【SHIBUYA109 lab.調べ】
SHIBUYA109エンタテイメントが運営するマーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」は、「Z世代の時間の使い方に関する意識調査」を実施した。15~24歳のZ世代461名が回答している。
Z世代は「タイパ」とは言わない? 効率的な時間の使い方は?
まず、時間の使い方について聞くと、「効率的な時間の過ごし方をしたい」には79.9%が「あてはまる」と回答。「自分が大切だと思う事柄には時間をかけたい」には84.9%が「あてはまる」と回答した。
一方で、「タイパという言葉を日常的に使うか」という質問では、74.6%の人が「あてはまらない」と回答。効率的な過ごし方を意識するのが当たり前で、「わざわざタイパとは言わない」といった意見も見られた。
タイムパフォーマンスや効率的な時間の過ごし方を意識する理由としては、「自分の好きなことをする時間を捻出するため」が51.6%で最も多く、ついで「1人の時間を作るため」が45.3%となった。
約7割の人が「知識・情報コンテンツ」を1.25倍~2倍で視聴
続いて、具体的に何を効率化し、何に時間をかけているのかを見ると、時間を短縮したいと思うことでは「移動時間」「勉強・課題」「食事」の順で多く、時間を惜しまないことでは「睡眠」「趣味」「推し活」が上位3つとなった。
時間を効率的に使うためにやっていることとしては、「ながら○○(ながら視聴など)」が38.6%で最も多く、ついで「移動時間に課題などをすすめる」「乗換ルートで移動時間を短縮させる」など移動時間に関する工夫が目立った。
さらに、動画の倍速視聴について、ジャンルごとに倍速で視聴する速度を聞くと、「知識や情報を得るためのコンテンツ」では「2倍速視聴」が26.3%を占め、「倍速なし」の割合は8.5%にとどまった。その一方で、「映画」における「2倍速視聴」は9.3%となり、コンテンツによって視聴速度が異なることがわかった。
調査概要
- 【調査方法】Web調査
- 【調査期間】2024年8月
- 【調査パネル】外部調査会社のアンケートパネルを使用
- 【調査概要】一都三県、15~24歳、高校生・大学生・短大・専門学校生など学生
- 【回答者数】461名(高校生229名/大学・短大・専門学生232名)
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