9.2%は「旧姓使用はNG」 認めない企業ほど「負担がある」と思い込みか【帝国データバンク調べ】
「旧姓OK」の企業は63.6%!大企業ほど容認する傾向あり。
3/27 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
帝国データバンクは、旧姓の通称使用に関するアンケート調査を実施した。
企業の63.6%が旧姓使用を認める
職場で「旧姓の通称使用を認めているか」を聞くと、「認めている」は63.6%となった。「認めていないが使用について検討中」6.9%を合わせると、旧姓の通称使用について「容認・検討中」は70.6%だった。一方で、「認めていない」は9.2%だった。

旧姓の通称使用に「容認・検討中」と回答した企業を、規模別にみると、「大企業」では78.7%と全体平均(70.6%)を8.1ポイント上回った。また、「中小企業」は69.2%、「小規模企業」は64.0%と平均を下回った。

実際に旧姓を使用している企業の方が、負担感じず
「旧姓の通称使用」の負担感を聞くと、「負担感はない」50.7%と最も多かった。一方、「負担に感じる」(2.6%)、「多少は負担に感じる」(11.0%)を合わせた「負担感あり」は13.6%となった。

旧姓使用を職場で認めている/認めていない企業それぞれの負担感を聞くと、「認めている」企業では「負担感なし」の企業が65.6%と全体平均(50.7%)を14.9ポイント上回った。一方で、「認めていない」企業での「負担感あり」は32.5%と、全体平均(13.6%)を18.9ポイント上回った。
このことから、「旧姓使用を認めていない企業」は、手続きの煩雑さや管理の複雑化などを懸念し、相応の負担感を想定しているが、実際に「旧姓使用を認めている企業」は、負担を感じていない傾向が明らかになった。

調査概要
- 【調査対象】有効回答企業数は1,386社(インターネット調査)
- 【調査期間】2025年3月7日~12日
ソーシャルもやってます!