“退職代行=非常識”はもう古い?「辞めたい」が言えない若手のリアル【Wandering Seagull調べ】
Wandering Seagullは、20〜35歳の社会人を対象に「職場における退職意思表明の経験」に関する調査を実施した。
モチベ維持が課題? 約6割が「連休明けに仕事をやめたくなる」

まず、連休明けに「仕事を辞めたい」と感じたことがあるかを聞くと、とてもある・ややあるの合計は57.7%となった。理由としては、「仕事のことを考えた途端、強いストレスを感じたから(55.9%)」「働いていない時間が快適で、「戻りたくない」と感じたから(52.7%)」が上位2つとなった。

連休前と連休明けでの仕事へのモチベーションの変化としては、「変わらない」が半数を占めた一方で、大きく下がった・やや下がったの合計は40.1%にのぼった。

仕事を辞めることに対するイメージを聞くと、「心や体を守るために必要なこと」が32.0%で最も多い結果に。「自分らしく生きるための選択」「新しい挑戦への第一歩」も上位となり、前向きな印象が強いようだった。また、そうしたイメージの形成に影響を与えた要素としては、「家族・親」が27.0%で最多だった。
退職代行サービスは「状況によっては合理的」が3割以上

続いて、集団やグループを辞める際に困難や課題を感じた経験があるかを聞くと、45.3%の人が「ある」と回答した。引き継ぎや手続きなどの実務的な要因だけではなく、対人関係の気まずさなど、心理的な負担も大きいようだ。

また、会社や上司に対して自分の気持ちを伝えることに強いストレスを感じるかという質問では、前項の質問で「ある」と答えた人の77.7%が「感じる」と回答した。一方で、「ない」と回答した層では38.1%にとどまった。

最後に、退職代行サービスについてどう感じるかを聞くと、「自分が使うイメージは今のところない」が37.3%で最も多かったが、「状況によっては合理的な選択肢だと思う」「精神的な助けになる人もいると思う」といった肯定的な意見も見られた。利用するメリットとしては、「精神的な負担の軽減」「上司との直接対話を避けられる」などが上位となった。
調査概要
- 【調査期間】2025年5月9日(金)~2025年5月12日(月)
- 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
- 【調査人数】1,010人
- 【調査対象】調査回答時に20〜35歳の社会人と回答したモニター
- 【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
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