“できる人風”はこう話す? SaaS業界でよく使う用語ランキング2位「アジェンダ」、1位は?【エムエム総研】

ビジネス用語は、プライベートでも使われる時代に?

エムエム総研が、SaaS業界のビジネス用語に関する調査結果を発表した。異業種から転職してSaaS業界で働く20~30代の営業職1,026人が回答している。

最も使われるビジネス用語は「KPI」

SaaS業界で最も使用頻度が高いビジネス用語は「KPI(重要業績評価指標)」(37.0%)で、続いて「アジェンダ」(34.3%)、「フィードバック」(27.9%)、「オンボーディング」(26.5%)、「スキーム」(23.2%)が上位に入った。

KPIは目標達成度を測るための定量的指標で、SaaS企業のマーケティング・セールス領域では部署ごとに細分化された体制の中で重要な役割を果たしている。「このプロジェクトのKPIは月間アクティブユーザー数(MAU)10%増です」といった使用例が挙げられている。

日常業務で使用頻度の高いビジネス用語ランキング

プライベートでも使ってしまうビジネス用語

また業務で使用される用語が、プライベートな場面でも使われるケースが増えていることが明らかになった。「プライベートでつい使ってしまったことがあるビジネス用語」のランキングでは、「フィードバック」(17.8%)が1位で、「KPI」(14.9%)、「アジェンダ」(14.5%)が続いた。

ついプライベートで使ってしまったことのあるビジネス用語ランキング

ビジネス用語がもたらす“できる感”と共通言語としての役割

SaaS業界のビジネス用語を通じて感じる文化や空気感について尋ねたところ、「横文字が多くて“できる人風”の会話になりがち」(29.8%)が最も多かった。次いで「共通言語で会話が進みやすく、一体感がある」(26.5%)、「スピード重視・効率重視の文化を感じる」(18.5%)といった回答が続いた。

これらの結果から、ビジネス用語が業界内の共通言語として機能する一方で、「できる人」としての印象を演出する役割も果たしていることがわかる。ただし、「わかる人だけが理解できる“内輪感”がある」(14.3%)という回答もあり、業界外の人々にとっては理解しづらい側面もあるようだ。

SaaS業界の用語を通じて感じた文化や空気感

調査概要

  • 【調査対象】調査回答時に異業種から転職してSaaS業界で働く20~30代の営業職と回答したモニター
  • 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
  • 【調査期間】2025年6月4日(水)~2025年6月6日(金)
  • 【調査人数】1,026人
  • 【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
  • 【調査元】株式会社エムエム総研
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