レスポンシブWEBサイト構築CMSを導入する3つのメリット
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PC・タブレット・スマートフォンにワンソースで最適化された表示が実現できるレスポンシブWEBサイト構築を検討する場合、スクラッチで構築するのかCMSを導入して構築するのか、どちらが良いか?という問題が出てきます。
CMSはその名の通り、「コンテンツ・マネジメント・システム」であるため、特別な知識が無い方でもサイト内のコンテンツをマネジメントし易くする目的で導入します。ですからレスポンシブWEBサイト構築においても「高度な技術を持たない人員で運用したい、もしくはする可能性がある」場合はCMS上に構築することが良いことになります。
ことレスポンシブWEBサイト構築では「スマホ・携帯・タブレットなどあらゆるデバイスでの動作保障をしなければ行けない」こと、「PCと同じソースコードをモバイルでも利用する表示ストレスが発生する」ことなど、これまでのPC向けWEBサイト構築技術以外に多くの技術が必要となるため、これらの問題を合わせて解消するクラウド型のCMSを導入するメリットは非常に高いと言えます。
なぜレスポンシブWEBサイトを構築しなければいけないのか?
多くを語る必要はないと思いますが、今後主流となるレスポンシブWEBサイトのメリットは大きく以下の3点があります。これまでの当該サイト記事でも多く紹介しているのでご参考いただけましたら幸いです。
1.WEBサイト運用の合理化が実現
デバイス毎にWEBサイトを用意する必要が無く、サイト構築コストや運用コストが大幅に削減できます。
2.ユーザビリティの向上が実現
各デバイスに最適なWEBサイトの構築運用ができるのみならず「一つのURLに対し一つのソースコードである」ことは、アクセスデバイスによってページやコンテンツが異なることがないためユーザを迷わせません。そのためデバイスをまたぐ閲覧のストレスもなくなり、スムーズにコンバージョンに至ります。
3.Google自然検索での上位表示が実現
前回の記事(http://www.aiship.jp/knowhow/archives/4303)にも記載していますが、Google自体がレスポンシブなWEBサイトを最も推奨しています。デバイス毎にページ構築しリダイレクトで対応している場合ではどうしても上手くいかない問題も「一つのURLに対し一つのソースコードである」ことでこれらの問題が無くなり、Googleでの検索上位表示も最高の状態となります。
レスポンシブWEBサイト構築CMS導入のメリット
上述したようにそもそもCMSを導入するメリット自体もありますが、レスポンシブWEBサイト構築においてCMSを利用する特筆すべきメリットは以下の3点です。
【1】PCだけでなく、タブレット、スマホ、ガラケー向けサイト構築の特別な知識や、それぞれの端末毎の動作検証の手間が省けること
【2】安価な導入コスト、充実したサポートでスイッチングコストが低いこと
【3】RESS技術でPCと同じソースコードを利用しているモバイルサイトでも表示が重くならないこと
以下にそれぞれについて少し詳しく解説します。
【1】タブレット、スマホ、ガラケー向けサイト構築の特別な知識や、それぞれの端末毎の動作検証の手間が省けること
やはりCMSとしてのメリットは特別な知識が必要なく、レスポンシブWEBデザインが実現できることです。特にレスポンシブWEBデザインはHTML5、CSS3の知識に加え、スマートフォンで良く用いるJavaScriptなどの知識も必要となりますので、CMSを用いた場合はそれらの知識がなくともレスポンシブWEBデザインが実現できるというメリットがあります。
そこで、見た目が何となくレスポンシブに・・・というレベルであれば、まだそれらの言語を習得されている方で何とか構築できますが、タブレットとスマホ・・・その上に携帯(ガラケー)での動作保障をスクラッチ構築したレスポンシブWEBサイトで実現するとなると、各デバイス向けのWEBサイト構築知識やデバイス毎の動作検証も必要となり高度な技術と労力が発生し、結果的にコスト高となってしまいます。
【2】安価な導入コスト、充実したサポートでスイッチングコストが低いこと
CMS導入での懸案はそのコストです。コストの種類でもいろいろありますが、大きく分けると[1]比較検討コスト [2]導入コスト [3]スイッチングコスト [4]運用コスト となります。
[1]の比較検討コストは新たなものを導入する場合にはある意味仕方ないためここでは言及しませんが、弊社のレスポンシブウェブ構築CMS『aiship』を例にするとその他のコストは以下のようなイメージです。
[2]導入コスト
・システム導入費用:21,000円。
・サイトボリュームにもよりますが、レスポンシブWEBサイト構築費用:約20万円程度~200万円程度。
[3]スイッチングコスト
・社内で新たな概念のWEBサイトを運用することを習得するコスト。
・新しいCMSを習得するコスト。
[4]運用コスト
・サーバ、CMSなどの費用総額:9,800円/月。
・運用担当者(人件費):デバイス毎にサイト構築が必要なくなるため、全デバイス向けに基本的に1つのWEBサイト運用担当のみに削減可能。
このように整理するとわかりやすいと思いますが、[3]スイッチングコスト以外は確実にコスト低減が図れることになります。また[3]スイッチングコストの中でも「社内で新たな概念のWEBサイトを運用することを習得するコスト」はCMS導入如何にかかわらずレスポンシブWEBサイトにスイッチすると必ず発生してしまうため必ず必要なコストです。
となると、CMS導入で気になるコストは「新しいCMSを習得するコスト」のみとなります。当該コストは継続発生するものではなく、導入時に一時的に発生するものです。CMS提供事業者に必要なのは、電話サポートはじめ充実したサポート体制、モバイルファーストでのサイト運営ノウハウとなります。
【3】RESS技術でPCと同じソースコードを利用しているモバイルサイトでも表示が重くならないこと
CMSサービス導入の一番のメリットといっても過言ではないのがこのRESS技術です。RESS技術とは「Responsive webdesign + Server Side Components」で、サーバサイドの技術も足し合わせたものという意味です。
通常スクラッチでレスポンシブWEBデザインを構築する場合はCSSのMedia Queriesを中心にチューニングすることになりますが、どうしてもそれだけでは「PCと同じソースコードをモバイルでも利用する表示の遅さ」を解消することができません。特に少々コンテンツ量が多いWEBサイトになると、モバイルではスムーズに表示できなくなるという問題があります。
レスポンシブウェブ構築CMSにはこの「PCと同じソースコードをモバイルでも利用する表示の遅さ」を解消し、全く難しい知識を必要とすることなくユーザストレスを軽減した全デバイス対応できる技術が必須となってきます。
レスポンシブWEBサイト構築CMS導入のデメリット、必要な変革
CMS導入のデメリットは何と言ってもコストでしょう。特に上記で述べた[3]スイッチングコストであり、レスポンシブWEBサイト導入で構築運用ワークフローから見直す必要性が生じること、これまでのコンテンツも場合によってはスクラップ&ビルドの必要が出てくること、サイト構築やCMS変更の物理的なスイッチングコスト以外に「新しいCMSを習得するコスト」、そして実は目に見えない「社内意識変化のスイッチングコスト」も大きくなる可能性があります。
人間は現状から変わることを嫌う生き物ですから、その意識変化に要するコストも実は大きくなる可能性があります。
ただこれらの議論は必要ないのかもしれません。なぜならば変わらなければ遅れてしまうため、事業発展を前提にした場合「変わるコストは必要」だからです。
いづれにしてもレスポンシブWEBサイトの導入の必要が高く、CMSを利用するかどうかは上記を参考に検討いただけましたらと思います。
意識を含め変革し続けた組織のみが生き残ることになるのは世の常です。変化を前提にこれらのことも検討することをおすすめします。
aiship 岩波
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■aishipスマートフォン&モバイルEC事例・ノウハウ集
http://www.aiship.jp/knowhow/archives/5270
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