検索エンジンから新規見込顧客を獲得するために知っておきたい超基礎:検索キーワードの種類とは
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マス→個別化へ「企業やサービスの見つけられ方」は大きく変わっている
Web担当者Forumをご覧になっている方であれば、コンテンツマーケティングやオウンドメディアという言葉をよく聞くかと思います。どちらも日本ではここ数年で一気に注目度が高まってきたWebマーケティングの手法というか考え方です。
ではなぜこれらの言葉が注目されるようになったのでしょうか?
それは「企業やサービスの見つけられ方」が変化しているからです。
かつてのマス広告中心の「たくさんの人に、一方的に、画一的な情報を発信していく」時代から、「消費者が"自分がほしい情報"を自ら探せる」時代へとものすごいスピードで変化しました。ニーズは多様化し、今まで注目されなかったようなスモールビジネスでも、多くの人に知ってもらう可能性が大きく高まりました。
情報の流通の仕方が変化すれば、当然企業の情報発信の方法も変化します。
その結果としてコンテンツマーケティングやオウンドメディアに注目が集まっています。
「企業やサービスの見つけられ方」を変えたものはたくさんありますが、そのひとつが検索エンジンです。
検索エンジンを最大限活用することで、今までは出会えなかったような見込顧客にあなたのビジネスを見つけてもらえます。そして能動的で意欲の高い顧客を獲得し、売上を伸ばし、ファンを増やしていくことができます。
では検索エンジンを有効活用するためにはどのようにすればいいのでしょうか?
検索エンジンを活用するための具体的な手法としてSEOやリスティングがありますが、
もっとも重要なのは「ユーザーを理解すること」です。
今回はユーザーを理解する第一歩として、
検索キーワードの向こう側にある、ユーザーの検索意図についての解説していきます。
検索キーワードは3種類に分類できる
検索エンジン集客を行う場合、常に検索キーワードの種類とその検索意図を意識しなくてはなりません。
まず検索キーワード(=クエリ※)は検索意図ごとに3種類に分類できます。
※ユーザーが検索エンジンの検索窓に打ち込むキーワードのことを、「クエリ」と呼びます。
▼クエリの種類
1.ナビゲーショナルクエリ
2.トランザクショナルクエリ
3.インフォメーショナルクエリ
1.ナビゲーショナルクエリ
日本語で言うと案内型クエリ
このクエリは特定の商品、サービス名・会社名など、特定のサイトへ移動する目的を持ったクエリです。
自社やサービスに関連するキーワードなので検索回数は他の二つに比べて少ないものの、コンバージョン率は高くなります。
検索全体の約10%がこの種類の検索クエリだと言われています。
例)「Web担当者Forum」「株式会社ウィルゲート」
2.トランザクショナルクエリ
日本語で言うと取引型クエリ
購入や問い合せなど、ユーザーが何か行動を起こしたいときのクエリです。
購入や問い合わせなどを検討しているユーザーであるため、コンバージョン率も高い場合が多く、競合性、上位表示難易度ともに高いです。
このクエリは検索全体のわずか5%ほどだと言われています。
例)「iPhone 修理」「サーフボード 中古 通販」
3.インフォメーショナルクエリ
日本語で言うと情報型クエリ
一般的な情報を調べるために検索するクエリです。
購買意欲はない(低い)ため、コンバージョンには結びつきにくいですが、
検索全体の80%以上を占めており、流入数の拡大の上でも非常に重要なクエリです。
例)「結婚式 費用」「英会話 勉強法」
3つのクエリを振り返ると、商品やサービス名そのものやその購入を意図する情報を検索しているユーザーよりも一般的な情報を検索しているユーザーが圧倒的に多いことがわかります。
検索エンジンを有効活用して見込顧客に出会うために
検索エンジンが一般化した当初は、購買に繋がりやすい検索クエリ(=トランザクショナルクエリ)ばかり注目されていました。しかしながら、そういった検索クエリは全体のたった5%しかありません。
検索エンジンを通して自社のサービスを知ってもらうためには検索全体の80%を占めるインフォメーショナルクエリにも注目する必要があるということが、認識され始めています。そしてそれは、こちらが伝えたい情報を発信するという考え方から、ユーザーが検索するような情報を発信するという考え方への変化でもあります。
そしてユーザーが検索するような情報がどんなものなのかという答えが、
インフォメーショナルクエリの中にあるのです。
ユーザーが知りたいと思うような有益な情報を、独自のコンテンツとして発信することで、今までとは違う検索キーワードでサイトへ流入が集まるようになります。例えすぐに購買に至らないユーザーだとしても、有益なコンテンツを通して関係を築くことで、潜在顧客からニーズを持った見込顧客へ、そして既存顧客へと変化していくのです。
Webマーケターであれば、「検索エンジン上で、どのようなキーワードでユーザーに見つけてもらうか」は常に考えているかと思います。今までトランザクショナルクエリしか狙ってこなかったという方は、ぜひ将来的な見込顧客に出会うためのインフォメーショナルクエリにも注目してみてください。
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