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ウェブサイトに付加価値を与えるメタフェイズのサービス群

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ウェブサイトに付加価値を与えるメタフェイズのサービス群

図2 メタフェイズのネットリサーチ事業部が運営する「アンとケイト」。マーケティング調査やターゲット分析は制作における戦略立案にも活かされている。
http://research.ann-kate.jp/

メタフェイズの強みとして、ウェブサイト構築の付加価値に寄与できるサービスを多数提供していることも挙げられる。

まずメタフェイズが運営するインターネットリサーチサービス「アンとケイト」。ネットリサーチ会社は数多く存在するが、それらの会社は市場調査やデータの分析がメイン業務で、そのデータから導かれる答えまでは掲示してくれない。メタフェイズでは、自社で独自開発したインターネットリサーチシステムを常用し、その調査・分析データをシームレスにウェブサイトに反映できるのが最大の強みだ。

実際、ターゲットユーザーや市場調査を踏まえた上でのサイト構築のニーズも増えてきていることからも、その注目度の高さが伺える。なお、「アンとケイト」では現在自社で抱える約100万のリサーチモニタに向けて調査をかけることも可能だが、クライアントが所有しているユーザーに対して、オープン調査をかけた方がより効果的なマーケティングデータを得られることも多いという。

インターネットリサーチで取得した調査データをもとにして、SWOT分析、バリューチェーン分析、マーケティング調査(ターゲット分析・マーケット分析)、アクセス解析(ログ分析・流入経路分析)、ヒューリスティック評価(ユーザビリティ・アクセシビリティ診断)、競合ベンチマーク調査など、あらゆる分析を駆使してサイトの現状や課題を浮かび上がらせる。ここまで微細な調査が可能なのもリサーチチームを内包している特徴と言える。

図3 メタフェイズが取り組んだコーポレートサイトリニューアルの提案書。想定されるユーザーの導線から浮き彫りになった問題点と、調査・分析で得られた改善ポイントが事細かに記されている。

また、ネットプロモーション事業もメタフェイズ社内で抱えているので、通常のネット広告はもちろんSEOやリスティング広告も対応してくれるのもクライアントには頼もしく映るだろう。たとえば、社会人スクール「リカレント」サイトでは、コンバージョンと資料請求の増加を狙うために、単なる情報整理ではなく、インテリアコーディネーターと雑貨コーディネーター、グラフィックデザイナーとウェブデザイナーなど、似通ったコース間の横の動線を意識した作りにして効果をあげている。加えて、SEM、リスティング広告でも「○○デザイナーならリカレント」と、サイト全体のトップページではなく、広告から各コースに直接リンクするようにしている。

また、他社のプロモーション手法と比較して一線を画すのが、独自でプロモーション用のウェブサービスを開発している点である。RSSとAjaxを使った「嗜好性マーケティング/CRMツール」のベータ版が近々公開される予定で、クライアントの期待は高いという。

図4 メタフェイズで開発中の嗜好性マーケティング/CRMシステムの導入サンプル画面。独自の集客ツールとして近日公開予定だ。

アクセシビリティとクリエイティビティを両立させる制作姿勢

※1 アクセシビリティ

高齢者や障害者はもちろん、ウェブを利用する誰もが情報にアクセスできるようコンテンツに配慮すること。

メタフェイズは、アクセシビリティ(※1)向上の啓蒙活動を行う「アックゼロヨン」というアワードにも協賛しているので、アクセシビリティに対する意識は高い。しかし、アクセシビリティに目を向けすぎると、画一的で面白味のないサイトができてしまう傾向がある。メタフェイズではWeb標準への取り組みとしてアクセシビリティには最大限に配慮しつつも、クリエイティビティを疎かにしない制作を追求している。アクセシビリティとクリエイティビティの両立、そんな困難な命題にメタフェイズは挑んでいるのである。

「アクシスコンサルティング」のサイトはまさにその両立に成功した事例と言えるだろう。人材紹介という競合の多い業界において、同社の特徴や信頼性を表現することに力を尽くしている。クライアントのオーダーとして、SEOを非常に重視していたので、XHTMLを用いた仕様にはなっているが、単にフルCSS化するのではなく、ウェブ標準とデザイン性の両立を目指したのである。

図5 転職専門サイトのサイトアクシスコンサルティング。SEOを非常に重視した仕様であるが、単にフルCSSの形にするのではなく、Web標準とデザイン性の両立をコンセプトに制作されている。
http://www.axc.ne.jp/

メタフェイズはウェブ制作業界では後発組だったがゆえに、とにかく数をこなすことで経験値を積んできた。ノウハウ・ナレッジを一刻も早く蓄積して、先発組に追いつく必要があったのである。そして5年を経た現在、実績も経験も十分に積んだ同社は、ウェブサイトをただ作るだけというステージから脱却するまでの進化を果たし、サイト制作前後の戦略フェイズをも事業領域に取り込もうとしている。市場調査で得られたデータをウェブに投入してビジネスモデルに乗せ収益をあげる、といった一貫した流れで仕事を請けることが多くなってきた、という城野氏の言葉からも自らの進化に対する自信の一端が伺える。

「細胞分裂」を意味する「メタフェイズ」という名前にたがわず、ネットリサーチ事業、ウェブインテグレーション事業、そしてネットプロモーション事業と、確実にウェブブランディングの事業領域を広げている様は小気味いいほどで、今後の展開が楽しみである。

表1 メタフェイズの予算イメージ
項目料金備考
企画/
ディレクション
5万円~/人日プランニングの内容によって変動。
トップページ
デザイン
20万円~50万円 
第二階層ページ
デザイン
10万円~15万円トップページ下層のテンプレートデザイン
ページデザイン1万5,000円~3万円/1ページ情報量や難易度によって変動。
HTMLコーディング1万5,000円~3万円/1ページ情報量や難易度によって変動。
Flashオーサリング5万円/人日
取材・撮影・ライティング5万円/人日内容によって変動。テクニカルライティングは別途費用が発生。
クリエイティブ/コンテンツプランニング5万円/人日大規模のものだと300万円程度。プランニングの内容によって変動。
システム設計5万円/人日 
プログラム開発5万円/人日 
アクセス解析5万円~/月アクセス解析のアプリケーションに応じて変動。
アクセスログレポート5万円~/月
コンバージョン分析レポート5万円~/月
リスティング広告30万円~/月初期導入費別途。
アフィリエイト広告別途見積もり商材によって獲得単価が変動。
SEO40万円~/月初期導入費別途。成果報酬型のプランも有り。
レンタルサーバー選定・導入別途見積もり共用・専用、各種レンタルサーバー会社、ハードウェア仕様によって変動。
ウェブサイト調査30万円競合3社との比較レポートを想定。

※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウvol.3』 掲載の記事です。

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