「あのブロガーに会ってみたい」と思うブログを探せ/ネタフル コグレさんのブログ論(第1回)
自分だけのアルファブロガーを探すことが大事
ネタフル そういう意味では、みんな「継続」がキーワードなんですよね。これまで「続けていれば何かあるの?」という話だったと思うのですが、そうやってブログで形にしている人がいるので、いいことあるんだよ、とはっきり言えるわけです。
いしたに 気になるブログがあったら、ぜひ「継続」のところを見てほしいですよね。
ネタフル そうですね。「継続力」と、あとは「このブロガーに会ってみたいな」っていうブログを探すのも大切だと思います。いつかブログマーケティングのような形でブロガーと何かをするときが来るかもしれませんが、そういうときに、「会ってみたいブロガー」がいるといないのとでは違うと思うんですね。
いしたに あー、なるほど!「あのブロガーに会ってみたい!」っていうのはいい目印になりますね。
ネタフル ブログのおかげで、企業から個人へのコンタクトはしやすくなったんじゃないかと思います。ブログにはブロガーの人物像があぶりだされてますので。でも、代理店の人にすべてお任せしてしまうのではなく、自分の中でも「会ってみたいブロガーリスト」を持っておく。そこから会話が始まると思うんですよ。よさそうなブログを教えてもらったり、コンサルティングを受けたりすることもできますけど、本当の意味で「続けた結果」を享受できるのは、続けた人だけのような気がします。ブログを書き続けた人、ブログを見続けた人、続けた人だけがたどり着く地平は、見たことない人にはわからない。続けた人同士にしか通じないわけですよ。それをうまく伝えたいですね。「俺も続けたい!」って思ってもらえるようなブログを自分は続けていきたいと思います。
いしたに 「人気ブログだからとりあえず見ておく」とかではなくて、読む人も書く人も「俺だけのアルファブロガー」を探すのが早いかもしれないですね。
ネタフル 「俺だけのアルファブロガー」っていいですね。簡単じゃないけど、きっと見つけられると思います。
まとめ: ブロガーとのコミュニケーションで一番大事なこと
最後に、企業の人がブロガーさんと一緒に何かしたいと考えたときに、どのようにコミュニケーションをとればうまくいくのか、聞いてみたところ、コグレさんからいくつかの助言をいただけました。
一番大事なのは、相手の立場に立って考えてみる、相手を自分に置き換えてみる、つまり「自分だったらどうか」と考えてみるようにする、ということでした。
「自分ならどういう頼み方をされると嬉しいか」「どんな風に声をかけられるとイヤか」を想像してみるのです。
たとえば、あなたの会社で新商品を発売することになり、あちこちのブログで紹介をしてもらいたい、と思ったとします。一番手っ取り早いのは、マーケティング会社から購読者数の多いブログのリストを買って、そのリストに載っているメールアドレス宛てに、一斉同報のBCCメールを送ることでしょうか。宛て名は「ブロガーのみなさま」、文面は「このたびこんな新商品を発売します。ぜひブログで取り上げてください」というテンプレートの使い回し。
できるだけ多くのブロガーさんに「コンタクトをとる」という点では、一見効率はよさそうですが、さて、こんなメールをもらったブロガーさんは、どんな気持ちになるでしょう? 喜んで協力してくれるでしょうか?
ここでブロガーさんの立場になって、「自分だったらどうか」と考えてみてください。
「自分なら、売り込み100%のメールをもらって嬉しいだろうか?」 そんなメールをもらったことないのでわからないという人でも、「街角でむりやり広告売り込みティッシュを押し付けられた」経験はあるでしょう。その時自分はどう感じたか。そんなのは誰でもイヤなのではないでしょうか。
こんなとき役に立つのが、コグレさんがインタビューでも言っていた「まずは自分でブログを書いてみる」ことであり、「お気に入りのブログを見つけておく」ことです。
ブロガーがどう感じるかを想像するために、まずは自分でブログを書いてみる。お気に入りブログを見つける。書き続け、読み続けしていれば、あえて気に入るようにと考えなくても、自然と熱意が伝わるはず。コグレさんも実際、直接会ったことがない人からの依頼でも、熱心に自分のブログを読んでくれていたことがにじみ出ていて、印象に残ることがあったそうです。
もしブロガーさんたちと何か仕掛けたい!と思ったときには、参考にしてみてください。
コメント
探さないでって感じ(
探さないでって感じ(--)
それよりもコメントがまったくないのに、アクセス数だけウナギ登りって時、誰が一体読んでいるの?かが知りたい