公式サイトと勝手サイトそれぞれのメリットとデメリットを理解しよう - 携帯マーケ入門#4
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[特集]今からでも遅くない! これから始めるケータイマーケティング入門
ケータイサイトに取り組む上で問題となる「公式サイト」にするべきか「勝手(一般)サイト」にするべきかという問題にも触れておこう。
先にも述べたが、ケータイサイトには公式サイトと勝手サイトがあり、それぞれにメリットとデメリットがある(表1)。ケータイサイトを公式サイトにするメリットは、何といってもキャリアの公式メニューからの集客が見込める点だ。また、携帯アプリを取り入れたり、キャリアによる課金回収代行を活用できたりするのも公式サイトにする魅力の1つだ。しかし、公式サイト化するには、キャリアの企画審査に通す必要があり、サイトの内容やケータイで獲得した会員の活用方法など制約も多い。
公式サイト | 勝手(一般)サイト | |
---|---|---|
メリット |
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デメリット |
|
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逆に、勝手サイトは公式サイトのようなメリットは享受できないものの、キャリアの制約を受けることなく、自由に運営することが可能だ。キャンペーンの一環としてケータイサイトを作る場合は勝手サイトが主流であるが、これは公式メニュー以外からの集客ルートが確立しており、サイト制作が手軽だからだ。
以上のような特徴から、課金ビジネスではなく、企業のマーケティングの一環としてケータイに取り組むのであれば、勝手サイトでよいのではないかと思われる読者も多いことであろう。
しかし、公式サイトは今、マーケティングの観点からも注目を浴び始めている。その理由は、フィルタリングサービスの取り組みと、ドコモの「企業・ブランド」カテゴリ新設である。2008年4月7日よりNTTドコモが公式のiMenuに新設した「企業・ブランド」カテゴリは、「食品/飲料」や「家電/PC」「自動車/バイク」といった16の小カテゴリに分類され、アサヒビールや伊藤ハム、NEC、トヨタ自動車など50サイトが登録(2008年5月1日現在)されており、今後も増える公算だ。
サイトの内容は、製品やサービスの紹介や企業情報に加え、キャンペーンや、CM動画の閲覧、会員の募集などさまざま。ドコモのメニューからの集客に加え、公式検索の上位表示も期待できる。また、キャリア各社はここ最近、未成年を対象にフィルタリングサービス(有害サイトへのアクセス制限サービス)への取り組みを強化している。ターゲットの年齢層によっては、公式サイトへの登録を今まで以上に考慮する必要がありそうだ。
すでにケータイは、本来の特徴である双方向性や手軽さに加えて、表現力をも獲得し、企業のブランド戦略にさえ活用されて始めている。さらに、FeliCaによるリアルとの連携や、GPSを活用した位置情報連動コンテンツの提供など、ケータイ独自の機能をマーケティングに活用しようという試みが多くの企業で実行されている。PCのウェブとは一味違う価値あるケータイマーケティングを実践してみてはいかがだろうか。
コメント
コピペ?
「勝手(一般)サイトのメリット」が、公式サイトのメリットと全く文章になっているような。
公式サイトと勝手(
公式サイトと勝手(一般)サイトのメリットが一緒のような・・・
間違い?
表1の「メリット」が同じ内容ですね。
??
勝手サイトのメリットの図がおかしいと思いますが…
表がおかしいです。
公式サイトと勝手(一般)サイト)のメリットが全く同じになっていますが・・・。
表がまちがっています。
表が間違っているので、話の内容がまったく分からないです。
大変失礼しました
編集部の安田です。
表の内容が間違っているという致命的なミスに気づかないまま公開してしまい、また、コメントでのご指摘をいただきながら対応が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
HTML作成後の突き合わせ確認などしていたのですが、チェックが甘かったようです。おはずかしい限りです。
間違った状態の記事をご覧になった方、ならびに筆者の森さまにはご迷惑をおかけいたしました。できるだけミスを減らせるよう、さらにチェック体制を整えるようにいたします。