消費者庁がP&Gジャパンに景品表示法で措置命令、販売を終了した浴室用防カビ剤で

防カビ効果を製品パッケージと広告で表示、提出された資料を合理的な根拠と認めず

消費者庁は1日、家庭用品大手のP&Gジャパンに対し、同社が販売した「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」の製品パッケージと広告表示が景品表示法違反(優良誤認表示) に当たるとして措置命令を出したと発表した。消費者へ景品表示法違反である旨を周知徹底し、再発防止策を講じるよう求めている。

商品パッケージ(表)

消費者庁によると、2022年4月15日から23年5月18日までの間、「お風呂に置くだけで黒カビを防ぐ」「防カビ効果は約6週間持続します」「自然発想成分“BIOコート”テクノロジーがお風呂場の隅々にまで広がり、天井や床や掃除しにくい場所などを有効成分でコーティングし、黒カビの成長を防ぎ続ける」などと表示をしていた。

消費者庁はP&Gに表示を裏付ける資料の提出を求め、提出された資料は合理的な根拠を示すものとは認められないと判断した。P&Gは製品の販売は2年以上前に終了しているとした上で、「措置命令を厳粛に受け止め、内容を精査のうえ、対応について慎重に検討していくと同時に、製品における適正な表示に努めてまいります」とのコメントを出した。

商品パッケージ(裏)
商品の形状
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