Moloco SDKがGoogle AdMob、Ad Manager対応、パブリッシャーの収益最大化
Moloco、Googleを利用するパブリッシャーはMolocoの広告主エコシステムにアクセス可能に
8/4 7:01 マーケティング/広告 | 便利ツール/サービス
AIを活用した広告プラットフォーム運営の米国Molocoは、同社の広告収益化用SDK(ソフトウェア開発キット)の「Moloco SDK」が、Googleのモバイルアプリ向け広告配信プラットフォーム「AdMob」と広告枠運用管理プラットフォーム「Ad Manager」で利用可能になったと7月31日に発表した。中間手数料なしで提供して収益最大化に貢献する。

Moloco SDKはアプリ開発者やパブリッシャー(媒体社)が自社モバイルアプリやWebサービスに広告配信機能を組み込む開発ツールセット。これまで複数の広告ネットワークを束ねるAppLovinの「MAX」やUnityの「LevelPlay」の認定広告取引先だったが、新たにGoogleが求める厳格なパフォーマンス・信頼性・統合性基準も満たした。
開発者自身で管理する完全なセルフサーブ形式で提供され、個別のやり取り不要で導入や運用ができる。Googleを利用するパブリッシャーはMolocoの広告主エコシステムにAdMobとAd Manager経由でアクセスできるようになり、Molocoのグローバルな広告主需要を直接活用してインベントリ(掲載枠)を収益化しながらユーザー体験を維持できる。
広告配信では「メディエーションサービス」と呼ばれる広告仲介プラットフォームの重要性が増しており、複数のアドネットワークから最も収益性やマッチ度が高い広告を自動で選んで配信するMAX、LevelPlay、AdMob、Ad Managerが競合している。Molocoもこれらに接続可能なネットワークとして、AI最適化による高収益な広告案件を供給している。
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