日本ジュエリー協会 ネット通販相談が増加 景表法違反のおそれも
日本ジュエリー協会(事務局東京都、堀奉之会長)のお客様相談室に寄せられる、ジュエリーのネット通販に関する相談件数が増加している。10年度の全相談件数は前年比9.4%増の373件。このうち30件がネット通販に関する相談で、割合は増加傾向にあるという。中には景品表示法に違反するおそれのある相談内容も含まれていた。
ジュエリーのネット通販に関する相談で多い事例は、ネットでの表示内容と実物との相違、返品の受付拒否など。
宝石の品質、色、グラム数がサイトの表示と違うケースや、なまり合金にメッキしただけの商品を「プラチナ」と表示して販売するケースもみられた。
偽プラチナ商品は、「ネット通販の売れ筋商品の中にも多い
」(同協会)といい、同協会では「景表法に違反する可能性もある
」と指摘している。
こうした不当表示は、協会の非会員によるケースが多いというが、不当な事業者を見つけた場合には協会からも注意を行っている。だが、「サイト名や社名を変えて同じ商品を販売する悪質な事業者も存在するのが現状
」(同)だという。
・社団法人日本ジュエリー協会(JJA)
→ http://www.jja.ne.jp/association/index.html
・お客様相談室2010年度相談概要発表(PDF)
→ http://www.jja.ne.jp/association/press/press20110621.pdf
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※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。
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