「ザ・ペニンシュラ東京」をエキスパートレビュー!(続き)
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業界用語的で分かりにくい言葉づかいがある
トップページ全体を眺めてみたところ、言葉づかいとして業界用語的で分かりにくいものがあった。
- メディアルーム(=リリース、広報、ニュースレターなどがある)
- ディレクトリー(=館内案内のこと、ブローシャーつまり小冊子になっている)
- ライフスタイル(=ホテルの様子を写したビデオがある)
- ウェルネス(=スパ、フィットネス、自然食、トリートメントなどの紹介)
これらの用語からは、それぞれのコンテンツにテキストリンクが張られているのだが、その先にあるコンテンツが若干想像しにくい。
トップページのナビゲーションはどうか?
トップページ(図1)の上部にあるグローバルナビゲーションは、メニューによっては、マウスオーバーすると、プルダウンメニューが現れる。たとえば「ご滞在目的」「婚礼・宴会」「ご予約」などのメニューだ。マウスオーバーすると、メニューの白抜き文字が太字になり、明度も上がって位置を確認させてくれる(図2)。
また下のフッターのナビゲーションは、「最新情報」以外、たとえば「ライフスタイル」(図3の青枠で囲んだ部分)をクリックすると、下からコンテンツへのリンクが含まれる長方形のエリア(図3の赤枠で囲んだ部分)がにゅるっと湧き出してくるような作りになっている。このクリックによるURLの変化はない。このエリアを消したいときには右上の[×]をいちいちクリックしなくてはならないのがわずらわしい。
メインビジュアルの下のエリア(図1の青枠で囲んだ部分)は、右から左へ、サイト内コンテンツへのリンクが流れていっている(図1を下に再掲)。これは実はフッターの「最新情報」のコンテンツが、アクセスした時点であらかじめ表示されていて、そのリンクが表示されているのだ。「最新情報」のテキストリンクをクリックしてもページ移動はない。流れているコンテンツのどれかをクリックしないと次のページへは移動しない。
左右に流れる最新情報をクリックしてみた
流れている「最新情報」のうちの1つ、「ツリー・オブ・ホープ」をクリックしたページが、下の図4だ。「最新情報」のページがいったん開いたのち、その中の「ツリー・オブ・ホープ」の枠が重なるように自動的に開く仕組みになっている。
右上の[閉じる](図4の赤枠で囲んだ部分)をクリックすると、「最新情報」のページ(図5)が見えるようになる。
メインビジュアル部分に8つの画像があり、1つずつのコンテンツへのリンクになっている。訪問時は全体で18個の画像リンクがあり、縦スクロールのスクロールバーがあった(図5の青枠で囲んだ部分)のだが、薄くて分かりにくい。
サイト全体にわたり、コンテンツはメインビジュアル部分で表示するという一貫性があり、ブラウザのスクロールバーで縦スクロールさせないというユニークなユーザーインターフェイスになっている。つまり、縦スクロールが必要な場合も、このメインビジュアル内のスクロールバーを使わせるということだ。
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