グーグルのアルゴリズム変更による検索順位の変動――過去2年間の傾向を振り返る(インフォグラフィック)
グーグルの検索順位に、いつどのような変動があったのか、その変動はどのようなアップデートと関係があるのかを、Mozが提供するサービス「MozCast」のデータから、インフォグラフィック形式でわかりやすく示す。
パンダ、ペイデイローン、ピジョン、ペンギン、パイレーツ、モバイルゲドン、クオリティなどなど、さまざまなアップデートが検索結果にどのような変動を巻き起こしたのか、おさらいしておこう。
MozCastは、検索順位の変動を「天気」という形で表すツールだ。僕たちがこのプロジェクトを立ち上げてから3年半になるが、よく寄せられるリクエストの1つに次のようなものがある。
過去1か月以上に遡ってMozCastのデータを参照できないか。
そこで今回は、2014年と2015年のハイライトをまとめてみた。これらは確認が取れたアルゴリズムのアップデートだが、皆さんにとってはすでに知っているアップデートもあれば、見落としていたアップデートもあるかもしれない。
これはデイブ・スナイダー氏をはじめCopyPressのチームと一緒に作ったもので、データはMozのものだが、それ以外はすべてCopyPressの功績だ(ありがとう、デイブ!)。
MozCastプロジェクトから学んだことがあるとすれば、次のようなものだ。
命名されたアップデートだからといって必ずしも僕たちが考えるほど影響が大規模だというわけではない。それよりも、名称のない多くの変更が検索順位に大きな影響を与えている。
グーグルは、現時点で年間600件以上の変更を行っているとみられており、命名されたアップデートだけに注目していると、グーグルに主導権を握られてしまう。
自らデータを集め、自分なりの結論を導くようにして、危険な動物はパンダやペンギンだけに限らないことを頭に刻んでおこう。
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