アフィリエイトや広告だとみなされる可能性が少しでもあるリンクには必ずnofollowを付けたほうが今は安全なのか?
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アフィリエイトや広告だとみなされる可能性が少しでもあるリンクには必ずnofollowを付けたほうが今は安全なのか?
不自然な発リンクに対する監視が厳格になった? (Webmaster Central Help Forum)
次のような内容の質問が、英語版のウェブマスター向けヘルプフォーラムに投稿された。
不自然な発リンクに対する警告がグーグルから届きました。ですが、警告の対象になるようなリンクは私のブログには存在しません。
アマゾンや、ECサイトで自分が販売する商品のページに、5年の間に40~50回ほどリンクしたことがあります。それすらダメなのでしょうか?
グーグルのジョン・ミューラー氏はこのようにアドバイスした。
対処はそんなに急がなくても大丈夫だ。とはいえ、やるべきことは簡単だ。
まずレビュー記事を書く際の注意点を説明したこちらの記事を読んでほしい。
アマゾンやパートナーサイト、広告のリンクは、nofollowが付いていさえすれば、何も問題ない。あなたのサイトを見たところ、そういったスポンサーリンクが何本かあるようだ。宣伝する記事は問題ないが、リンクにはnofollowを付けなければならない。
修正が必要な記事は多くはなさそうだから、リストを作って直すといい。
修正が完了したら再審査リクエストを送りなさい。問題が解消されたかどうかを、ウェブスパムチームが診断してくれる。
ミューラー氏が指摘したページを見てみると、記事のなかに小さな子ども向けの玩具を販売するページへのリンクが数本あった。
純粋な商品紹介のリンクのように見えるが、広告リンクあるいはPageRankを転送するための作為的なリンクに見えなくもない。白とも黒とも言えない、グレーなゾーンに分類されるリンクだとの印象を筆者は持った。
アフィリエイトリンクはもとより、広告や宣伝に見られる可能性があるリンクには念のためnofollowを付けておいたほうが、今は安心なのかもしれない。
この投稿に多少関係がありそうな、辻氏のツイートもついでに紹介しておく。
作り込んだ価値あるPR記事でも明らかに金銭授受がある場合、nofollowが入っていないとGoogleから警告が来るケースは昔からあります。特に最近増えた模様です。
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2016年11月26日
(この1ヶ月で、nofollowを入れてなかった大手メディアから警告が来たと、2社からご相談ありました) https://t.co/8nywqCcbR1
"不自然な発リンク"に対するグーグルの監視の目が今までよりも厳しくなったのだろうか?
ちなみにWeb担当者Forumでも、広告記事内からのリンクにはすべてnofollowが付いているようだ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
非HTTPSでのパスワード送信に警告表示、Chromeに続いてFirefoxでも
HTTPサイトには不利な時代になりつつある (Ryan Feeley on Twitter)
Firefoxブラウザが、非HTTPSページでパスワードを送信しようとすると警告を、まもなく表示するようになるそうだ。
Firefoxの開発元であるMozilla(モジラ)のUXデザイナーであるリャン・フィーリー氏がツイッターでコメントしていた。
Coming soon to Firefox. We’ll let you know when you go to type your password into an insecure (HTTP) page or form. pic.twitter.com/kvu9DIZrUm
— Ryan Feeley (@ryanfeeley) 2016年11月23日
Chromeブラウザは、2017年1月にリリース予定のバージョン56から、パスワードやクレジットカード情報を非HTTPSで送信するページに警告を出すようになる。将来的には、すべての非HTTPSページ(通常のHTTPページ)を「安全でない」と明示するようにしたいとも予告している。
Firefoxの場合は、次のようなことも検討している。
期日を設定し、その日以降は、すべての新しい機能を安全なサイトだけで利用できるようにする
ブラウザ機能、特にユーザーのセキュリティやプライバシーに危険をもたらす機能の利用を、安全ではないサイトでは段階的に廃止する
ブラウザによる非HTTPページの扱いが厳しくなっていく動きが、ゆっくりとだが着実に強まっていることを認識しておこう。
- すべてのWeb担当者が認識すべき
- 世の中の流れを把握しておきたい人
AMPの認識を広めるためにグーグルが検索結果でAMPを説明
一般ユーザーはAMPなんて知らない (Jon Hogg on Twitter)
AMPに対応したページがモバイル検索結果に出てくるとAMPのラベルとマークが付く。このラベルとマークの意味を説明するテキストラベルの表示をグーグルはテストしているようだ。
次のツイート画像を見てほしい。AMPリンクの下(青背景の部分)に「AMPは電光石火の体験を提供します(AMP delivers a lightning-fast experience)」というメッセージが表示されている。
@rustybrick New? pic.twitter.com/91TzKfS7tn
— Jon Hogg (@ItsHogg) 2016年11月24日
AMPのラベルとマークが何を意味しているのかを知っている一般ユーザーがどれほどいるのか疑問だ。ほとんどいないのではないだろうか?
一般ユーザーのAMPに対する認識を広めるための良い試みだと筆者は思う。この表示が広がれば、快適に表示できるAMPページへのリンクがよりクリックされるようになっていくだろう。
- AMP検討中の方へ
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英国サイト大手ニュースサイトのガーディアンがHTTPS移行のノウハウを共有
日本のニュースサイトのHTTPS化はどうなっている? (The Guardian)
英国の最大手ニュースメディアのザ・ガーディアン(The Guardian)が、ウェブサイトの完全HTTPS化を完了させた。実際には2か月前から常時HTTPSへと移行しており、完了までの過程を技術者向けブログで最近公開した。
ニュースサイトの主要な収益源である広告収入に悪影響がないように、また埋め込みコンテンツや古くからあるインタラクティブな機能が引き続き動作するように、細心の注意を払いながら長い時間をかけて移行を進めたとのことである
たとえば次のように取り組んできた。
小さなセクションに分けて段階的にHTTPSへ移行する
問題を特定し追跡する
問題があったら、それを修正してから、次のセクションの移行を開始する
移行プロセスを説明する記事には、ほかにもさまざまな舞台裏話が書かれている。あなたが大規模サイトの運用にたずさわっているとしたら、たとえそれがニュースサイトではなかったとしても、HTTPS移行にたいへん役立つ内容だ。
すべて英語なので大変かもしれないが、参考にしてほしい。
余談だが、ワシントン・ポスト(The Washington Post)やワイアード(Wired)など大手ニュースサイトのHTTPS化が海外では進んでいる。なのに、日本のメジャーなニュースサイトはどこもいまだにHTTPのままなのが、筆者は気になっている。
- 大規模サイトのすべてのWeb担当者 必見!
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更新がなかったので今週もお休み。
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