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【広告運用者のためのGoogle データポータル活用】編集者が複数人いる場合のおすすめフロー図

ダッシュボードを複数人で編集する場合、データソースをどのように加工してどのページに使っているのか一目でわかるようにし一元管理するのがフロー図だ。

広告運用者がBIツールを導入し、広告パフォーマンスを管理・分析するニーズが高まっている中、Google データポータル(旧:Google データスタジオ、以下、データポータル)は無料で利用できる点もあり、注目を集めています。


本連載では、広告運用者が広告を運用するにあたって便利なデータポータルの機能やダッシュボードを使ったレポートのサンプル、分析方法、ダッシュボード作成の際のコツなどを紹介します。


前回は、当月以外に過去の予算やKGI、達成率なども表示させる方法について触れました。本記事では、データポータルの編集者が複数人いる場合のおすすめフロー図を紹介します。


※参考リンク:


目次

1. ダッシュボードの構築フローを可視化
2. フロー図の作り方
3. おわりに




1. ダッシュボードの構築フローを可視化

ダッシュボードを複数人で編集したり、ダッシュボードの管理者を引き継いだりする際、どのデータソースを、どのように加工して、どのページに使っているのかが一目でわかると理解が早いです。これらをすべて可視化し、一元管理するのに一役買うのが、フロー図です。


下図は、「広告」「データベース」「Google アナリティクス」「予算・KGI管理表」のデータを、データの抽出機能も利用しながら、加工・統合したフロー図のサンプルです。


※※クリックで拡大※※

2. フロー図の作り方

以下は、データポータル上でのフロー図の作り方の一例です。


  • 折れ線の「カギ線コネクタ」機能を利用して、どのデータをどのような流れで加工しているか表します。
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  • テキスト機能を利用して、「データポータルに追加」「データの抽出」「データの統合」のように加工内容を表します。
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  • Google アナリティクスのデータは、スプレッドシートのアドオンを利用して出力するケースを想定しています。
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  • 予算・KGI管理表は、前回の記事で紹介した予算・KGI管理表を想定しています。
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  • データベースアイコンの直下にデータソース名を記載しておくと該当のデータソースを探しやすくなります。またデータの抽出機能を利用している場合、抽出済みデータソースだとわかるようにデータソース名を工夫すると、該当のデータソースを識別しやすくなります。
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  • スプレッドシートのアイコンをクリックし、該当のスプレッドシートを別タブで開くように設定(※下図参照)することで、該当のデータを探す手間を省くことができます。また図内に、「画像をクリックするとリンクできる旨」を併記しておくとなお良いでしょう。

3. おわりに

今回紹介したフロー図は、複数人でレポートを編集する場合にも役立ちますが、編集者が1人の場合でもダッシュボードの構築過程が複雑な場合、作っておくと便利な図です。


本連載では、広告運用者が知っておくと便利なデータポータルのTipsやレポートサンプルを紹介しています。以下からバックナンバーが見られるので、ぜひご覧ください。




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  • 荒木智陽
    荒木智陽

    アタラ合同会社 広告コンサルタント 兼 gluアカウントマネージャー。運用型広告レポート作成支援システムであるgluと、Google データポータルを利用した、レポーティングの自動化・多角化を得意とする。好きなものは、フューチャーベースと漫画とアニメ。荒木智陽についてもっと詳しく知る

「アタラ Unyoo.jp 特選コラム」掲載のオリジナル版はこちら【連載】広告運用者のためのGoogle データポータル活用講座 第7回:データポータルの編集者が複数人いる場合のおすすめフロー図

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