人事担当者が「退職」を把握していない企業が存在!? その割合は?【マモリノジダイ調べ】

約半数の企業で「直近1年間での従業員の離職」が発生。

スリーエーコンサルティングが運営するメディア「マモリノジダイ」は、「従業員の離職」に関する調査結果を発表した。離職理由や離職防止の取り組み状況などについて、総務・労務・法務・人事担当者(主に中小企業所属)など566人が回答している。

会社を辞める理由トップは「人間関係」

まず「過去1年間に、正社員の離職(自己都合退職)はありましたか?」と聞くと、「あった(1名以上)」47%、「なかった」34.0%、「分からない∕把握していない」22.6%となった。特筆すべきは「分からない∕把握していない」が2割を超えている点で、中小規模でも総務・人事担当者が退職を把握していない企業が存在すると思われる。

過去1年間の正社員の離職(⾃⼰都合退職)

次に「離職した社員の主な退職理由として当てはまるもの(複数選択可)」を聞くと、「分からない∕退職理由は開示されていない(36.8%)」が最多ながら、具体的には「人間関係の問題」14.9%、「給与・待遇への不満」13.0%、「仕事のやりがい・成長実感の欠如」12.0%が上位となった。

離職した社員の主な退職理由

そして「離職を防ぐ上で、もっとも重要だと感じる要素」については、「働きやすさ」26.7%、「社内風土や人間関係」25.7%がトップ2で、「給与・福利厚生」19.8%を上回っている。経済的な部分よりも働きやすさを重視している人が多いことが裏づけられた形だ。

離職を防ぐ上でもっとも重要だと感じる要素

調査概要

  • 【調査対象】全国の総務・労務・法務・人事担当者など(主に中小企業所属)
  • 【調査方法】Webアンケート調査
  • 【調査時期】2025年6月24日~7月1日
  • 【有効回答数】566人
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