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【最新版】インスタ投稿の画像サイズは「3:4」でなく「4:5」!? サイズ変更への対応方法と投稿戦略

Instagram投稿制作で意識すべきポイントや推奨サイズについて、最新の情報を解説します。

今年に入り、Instagramのプロフィールグリッドに表示されるフィード投稿のサイズが、従来の正方形(1:1)から縦長(3:4)へと変更されました。それまで1:1サイズで美しく表示されていた投稿が、左右が見切れるような状態になり、戸惑った方も多いと思います。

これまで1:1サイズで綺麗に表示されていたのが……
サイズ変更により両側が見切れてしまうようになった

これまで1:1サイズに最適化してデザインされていた投稿にとっては、アカウント全体の見た目が一変し、大きな影響を受けたはずです。

そこで今回は、この変更の背景、既存投稿への影響とその対処法、そして今後の投稿制作で意識すべきポイントや推奨サイズについて、最新の情報を解説します。

Instagramフィード投稿サイズ変更の背景

Instagramがフィードの表示比率を正方形から縦長(3:4)へ変更した理由には、いくつかの明確な背景があります。

  • スマートフォンでの視認性向上:縦長の画像はスクロール画面上での表示面積が広く、細かい文字や写真のディテールまで見やすくなるため、ユーザーの目に留まりやすくなる
  • 縦長写真の需要増加:多くのユーザーが縦長写真で撮影する傾向があり、これに合わせた最適化が求められていた
  • リール動画との連携強化: リールは「9:16」の縦長比率を採用しており、このトレンドに合わせて、フィード投稿の縦長化が実施された。フィード投稿との表示形式の統一が図られたことで、コンテンツの一貫性や没入感が高まる

これらの要因により、Instagramはフィード投稿の比率を縦長に変更し、ユーザー体験の向上を図っています。

既存の1:1デザインが崩れた場合の対処法

今回の変更により、これまで正方形(1:1)で作成されていた投稿のデザインが、縦長表示によって崩れてしまうケースが多く見られます。特に、プロフィールグリッドでの表示が縦長(3:4)に変更されたことで、以下のような影響があります。

  • モザイクデザインの崩れ:複数の投稿を組み合わせて1枚の大きな画像にするモザイクデザインが、縦長表示により統一感を失う可能性がある
  • 重要な要素が見切れる:画像内の重要な要素が左右に配置されていた場合、見切れてしまうといった問題も発生する

これらの問題に対処するためには、以下の方法が有効です。

「プレビューを調整」機能の活用

こうした事態に対処するには、Instagramアプリ内にある「プレビューを調整」機能を活用するのが効果的です。この機能を使えば、画像の表示範囲を調整し、縦長の「3:4」比率から正方形に調節可能です。

調整の手順
  1. 調整したい投稿を長押し
  2. 「プレビューを調整」を押す
  3. 投稿の表示位置を調整
  4. 「画面に合わせる」を押す
  5. 完了
 
 
 
上下に余白がついてデザインが綺麗に表示される

今後の推奨サイズと制作のポイント

Metaの公式発表によると、今後の推奨サイズは以下のとおりです。

  • 投稿画像サイズ:1080×1350px(4:5)
  • プロフィールグリッドでの表示領域:1012×1350px(3:4)
 

一見すると「3:4の比率で画像を作ればよい」と思われがちですが、実際には左右が微妙に見切れてしまうため注意が必要です。

最適なアプローチは、4:5の画像サイズで作成しつつ、上下に135px、左右に34pxの余白を設ける方法です。これにより、フィードとグリッドの両方で欠けのない、美しい表示を保つことができます。

Canvaなどのデザインツールを使って、この余白に対応したガイドラインをあらかじめ設定しておくと、効率よく統一感のあるデザインが可能になります。

Canvaを使用してガイドを作成する方法

  1. 設定を開く
  2. ガイドを追加する
  3. 「カスタム」を選択
  4. 「余白」に次の数字を入力:【列の余白:34px】【行の余白:135px】
  5. ガイドを追加する
ガイドが設定された

また、デザインを制作する際には、画像の中心に重要な要素を配置することもポイントです。

というのも、「発見」タブではいまだに1:1の比率でサムネイルが表示されているため、左右に配置された要素が一部見切れて表示されてしまうリスクがあるのです。

投稿が「発見」タブに表示されたとき、視認性の高い中央にタイトルや写真の”主役”となるメイン被写体があれば、1:1で切り取られてもしっかり内容が伝わります。

◇◇◇

Instagramのフィード比率変更は、単なる仕様変更ではなく、プラットフォーム全体の視認性と没入感を高めるための施策です。

SNS運用担当者にとっては手間のかかる変化かもしれませんが、適切な対応と今後の制作ルールの見直しによって、より魅力的なアカウント運営が可能になります。

デザインが崩れてしまった過去の投稿については適切な対処法を講じ、今後は新しいサイズ仕様に沿った制作を心がけることで、より多くのユーザーに届けるための効果的な発信につなげていきましょう。

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