アマゾン ウェブ サービスが東京リージョンでAWS Direct Connectを開始

企業が利用するデータセンターや社内ネットワークなどの環境とAWSクラウドを専用線で接続

Amazon.comの関連会社であるAmazon Web Services LLC(アマゾン ウェブ サービス)は、AWS Direct Connect(AWSダイレクトコネクト)が東京リージョンで利用可能になったと発表した。

AWSダイレクトコネクトは、企業が利用するデータセンターや社内ネットワークなどの環境とAWSクラウドを専用線で接続するサービス。

AWSダイレクトコネクトを利用しない場合はこうした接続はインターネットVPNを介して行うが、AWSダイレクトコネクトを利用することで、データセンターとAWSの間で大量のデータ転送を行う場合などにメリットがあるほか、SANやNASといった既存の企業内インフラを拡張してAWSクラウドを利用しやすくなる。

AWSでは、AWSクラウド内に企業向けのプライベート領域を割り当てる「Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)」を提供しているが、そうした環境を既存環境と専用線で接続することも可能となる。

AWSダイレクトコネクトの利用料は、使用したネットワークポートの数や、AWSのクラウドサービスから外部へ向かうデータ転送量によって課金される(外部からAWSクラウドへのデータのアップロードは無料)。

AWSダイレクトコネクトと既存環境をネットワークでつなぐサービスは、日本ではNTTコミュニケーションズ株式会社、KVH株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、株式会社野村総合研究所の4社が「AWS Direct Connectソリューションプロバイダー」として提供する。

・Amazonウェブサービス
http://aws.amazon.com/jp/

・プレスリリース
http://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2012/01/12/Amazon_DirectCon...

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