Cloudflareが安全な生成AI導入でゼロトラスト「Cloudflare One」向けツールを発表

クラウドサービス事業の米国Cloudflare(クラウドフレア)は、企業の安全な生成AI(人工知能)導入を支援する機能を備えたゼロトラスト・プラットフォーム「Cloudflare One」の最新アップデートを8月25日(米国時間)に発表した。新機能で組織全体で生成AIがどのように使用されているかを自動的に把握・分析、コントロールを設定でき、セキュリティやプライバシーを犠牲にすることなくチームの生産性とイノベーションを強化する。

AIの業務利用が拡大する中で、機密データの誤送信やセキュリティ未承認のAIアプリ利用のリスクを組織全体で最小化する。「Shadow AI Report」機能は組織内のAI使用状況をトラフィックから瞬時に把握。「Cloudflare Gateway」機能は、従業員の居場所に関わらず一貫したAIポリシーを自動的に適用する。未承認アプリを完全にブロックしたり、アップロードデータの種類を制限したりしてセキュリティとプライバシーを守る。

「AI Prompt Protection」機能で、従業員とAIモデルの間のリスクの高いやり取りを特定し、プロンプト(指示文)と対応にフラグを立てる。リスクを早期に軽減し、信頼できないAIプロバイダーに機密情報を送信しようとする従業員に警告したり、送信をブロックしたりできる。「Zero Trust MCP Server Control」機能は、特定のタスクを実行するためのAIモデルやアプリからサーバーへのリクエストをダッシュボードに統合・制御する。