アドビシステムズ、デジタルマーケティングに関する調査結果で約8割の企業が重要性を認識

一方で約6割が取り組みが遅れていると回答、経営者の理解や実行するための人材などが問題

アドビシステムズは、「企業におけるマーケティング、デジタルマーケティングの現状と課題」と題したインターネット調査を実施し、結果を9月10日に発表した。約8割の企業がデジタルマーケティングの重要性を認識している一方、約6 割が取り組みが遅れていると回答し、思うように進んでいない実態が明らかになった。経営者の理解や実行するための人材などが問題になっていた。調査は、従業員500人以上の企業経営・マーケティング・営業関連部門の勤務者を対象に5月9~17日に行った。有効回答は747件。

デジタルマーケティングは今後のマーケティング活動でどの程度重要になるか、の質問への回答では「非常に重要」が35%、「やや重要」が42%と、合わせて8割近い77%が重要性を感じていた。「あまり重要ではない」は9%、「まったく重要ではない」は2%で、否定的な回答は計11%と1割程度にとどまっていた。残りの12%は「わからない」だった。所属部門別にみると、マーケティング部門は「非常に重要」が43%と高く、従業員数の多い企業の回答者ほど、デジタルマーケティングを重視する傾向にあった。

デジタルマーケティングの取り組みが進んでいると思うか、の問いへの回答は「進んでいる」が4%、「やや進んでいる」が17%で、進んでいる企業は合わせて21%と2割にとどまる。半面「やや遅れている」と「遅れている」がともに30%で計60%は進んでいないと感じていた。遅れの要因(複数回答)については、「リードする人材がいないから」36%、「投資対効果を明確にできないから」24%、「経営層が重要性を認識しないから」22%の順。人材不足に関する具体的な問題として体制を指摘する意見もあった。

アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/

「企業におけるマーケティング、デジタルマーケティングの現状と課題」調査結果
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/20130910_WP.html

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