派遣社員として働く理由、男性は“やむなく”女性は“選択して”。職種で差も【マイナビ調べ】
株式会社マイナビは、現在派遣社員として働く1,431名を対象に「派遣社員の意識・就労実態調査」を実施した。詳細が同社メディア「ナレビ」で公開されている。
派遣社員として働く理由、男女や職種で差
「現在、派遣社員として働く理由」(派遣社員を選んだ理由)を聞くと、全体では「正社員として就職できなかったから」20.9%が最多。以下「働く日数・時間を自分で選べるから」14.0%、「すぐに仕事に就けるから」13.6%が続いた。
男女別で見ると順番が入れ替わり、男性は、「正社員として就職できなかったから」31.8%、「すぐに仕事に就けるから」14.8%、「働く日数・時間を自分で選べるから」9.1%の順となった。女性は「働く日数・時間を自分で選べるから」17.1%が1位となり、「正社員として就職できなかったから」14.1%、「すぐに仕事に就けるから」12.9%の順だった。男性はやむなく、女性は選択して、という傾向が伺える。
職種で比較すると、「機械・電気・IT技術・通信系」で「正社員として就職できなかったから」、「介護・福祉」で「働く日数・時間を自分で選べるから」の割合が高い。
正社員を希望する理由も、職種でさまざまにわかれる
「今後希望する雇用形態」について聞くと、男性は「正社員」38.4%に対し「派遣社員」30.9%、女性は「正社員」27.0%に対し「派遣社員」40.8%で、やはり男女で違いが出た。また職種別では「機械・電気・IT技術・通信系」40.6%と「製造」36.4%が、正社員希望の割合が高い。逆に「販売」47.2%、「介護・福祉」46.7%、「オフィスワーク・事務」43.4%は、派遣社員希望が主流派だ。
なお「今後正社員として働きたい理由」を正社員希望の449人に聞くと、「雇用が安定しているから」「賞与が欲しいから」同率73.7%がトップだった。職種で見ると、「オフィスワーク・事務」だと「やりがい・裁量権のある仕事をしたいから」、「販売」だと「定年まで働きたいから」の高さが目立った。
同調査ではその他、派遣会社選びの実態、派遣会社への定着ポイント、派遣先変更・退職理由なども調査している。
調査概要
- 【調査対象】派遣社員として働く男女20~59歳
- 【対象職種】オフィスワーク・事務/販売/サービス/テレオペ・テレマーケティング/機械・電気・IT技術・通信系/介護・福祉関連業務/製造/配送・輸送・物流
- 【調査方法】 インターネット調査
- 【調査期間】2019年6月21日~24日
- 【有効回答数】1,431名
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