全世代でスマホがネット利用のメインデバイスに、一方で年齢ごとに利用傾向に差【ニールセン調べ】
ニールセン デジタルは、2019年1月〜6月のデジタルメディアの利用動向をまとめた「Digital Trends 2019上半期」を発表した。
- ニールセン インターネット基礎調査
- ニールセン ネットビュー(PC版インターネット視聴率情報)
- ニールセン モバイル ネットビュー(スマートフォン視聴率情報)
- ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)
の4つの調査情報データをもとに、PCとスマートフォンの利用実態を分析している。
全世代にスマホ時代到来、代表的な4つのトピックを紹介
同レポートでは、各デバイスの利用状況、主要動画サービス利用時間、メディア別動画広告許容度、各SNSアプリの利用者数推移、各ECサービス利用者数比較、フルタイム勤務者1人あたりスマートフォン利用時間といったデータの他、「新元号発表」「超大型連休」「オリンピックチケット」といったニュースを取り上げている。
今回そのなかから、以下の4つのトピックが紹介されている。
- 50〜60代のスマートフォン利用率が過去4年間で大きく上昇し、PC利用率を上回る
- スマートフォンからの動画視聴時間は5年間で約4倍に
- ECはスマートフォンのみからの利用が増加
- 令和の元号発表時、もっとも視聴されたのは全年代で「Yahoo! Japan」
(1)50〜60代のスマートフォン利用率が過去4年間で大きく上昇し、PC利用率を上回る
スマートフォンからのインターネット利用者は、2019年4〜6月時点で7,078万人。50~60代のスマートフォン利用率が大きく上昇し、スマートフォンがインターネットを利用する際のメインデバイスとなった。これにより全世代が、スマホメインでネット利用していることとなる。
グラフでは黄色の点線部分(2015年)が、黄色の実線部分(2019年)まで上昇した。
(2)スマートフォンからの動画視聴時間は5年間で約4倍に
スマートフォンからの動画サービス利用・視聴時間も、2015年の1時間51分から、2019年には7時間13分と、5年間で約4倍に成長した。
(3)ECはスマートフォンのみからの利用が増加
ECサービスでのスマートフォン利用についても、「Amazon」と「楽天市場」において、“スマートフォンのみ”利用する人が、1年で二桁増を見せた。
(4)令和の元号発表時、もっとも視聴されたのは全年代で「Yahoo! Japan」
令和の元号発表時(首相官邸公式アカウントのライブ配信およびニュース)に、スマートフォンから利用されていたサービスは、「Yahoo! Japan」がトップ。以下「YouTube」「Twitter」「Instagram」「Facebook」の順。ただし年代別で見ると、18〜34歳は「YouTube」がトップ。2位「Twitter」と全体とは異なる順位を見せている。また50歳以上だと「Facebook」が上昇している。
調査概要
以下の4つの調査情報データをもとに集計。
- ニールセン インターネット基礎調査
- ニールセン ネットビュー(PC版インターネット視聴率情報)
- ニールセン モバイル ネットビュー(スマートフォン視聴率情報)
- ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)
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