ペットにかかる費用、犬が年約11万円なのに対し猫は8万8千円。違いが大きい費目は?【楽天インサイト調べ】
楽天インサイト株式会社は、「ペットに関する調査」の結果を発表した。楽天インサイトに登録しているモニター約220万人のなかから1,000人が回答している(現在ペットを飼っていない人を含む)。
ペットとの出会い、犬はペットショップが過半数だが、猫は野良・譲り受けなど分散
まず「ペットを飼っているか(飼っているならその種類)」を聞くと、「飼っていない」69.96%が最多ながら、残る3割ほどがペットと同居中。種類では「犬」12.6%、「猫」11.9%、「淡水魚」4.3%が上位となった。前年と比べ犬が減少、猫が増加しており、数年のうちに逆転する可能性がありそうだ。
「現在ペットを飼っていない」と答えた699人に「今後飼ってみたいと思うかどうか」を聞くと「意向あり」(すでに検討している+いつか飼いたいと思っているの合計)は40.2%で、昨年(34.7%)から上昇している。
「ペットを迎え入れた経緯(どのように家に来たか)」を聞くと、犬では「ペットショップ・専門店」57.9%、「ブリーダー」23.0%が上位だが、猫は「拾った・野良を飼いならした」28.6、「家族・知人より譲り受けた」27.7%が上位で、猫のほうが出会いの経緯に分散傾向が見られた。
犬と猫で差が大きいのは「医療費」で、ほぼ1万円以上。
飼育にあたって「直近1年以内に購入した商品ジャンル」は、犬・猫ともに「ペットフード・おやつ」「トイレ用品」「おもちゃ」がトップ3。「以前より購入頻度が増えたもの」も「変化はない」という回答が多く、上位についてもほぼ差異はなかった。
そして「1年間でかかる費用」(ペットが複数いる場合は一番新しく飼い始めたペット1匹あたり)を項目別に聞くと、平均費用は、年額で犬が「109,398円」、猫が「87,941円」だった。
犬は「ペットフード・おやつ」28,894円、「医療費」28,848円、「トイレ用品」12,083円が上位で、猫も「ペットフード・おやつ」26,243円、「医療費」18,722円、「トイレ用品」13,520円が上位だが、「医療費」については1万円以上の差があることが判明した。なおグッズの購入場所は、犬・猫ともに「ホームセンター」「インターネット通販」などが上位だった。
近年普及が進んでいる「ペット保険」については、犬を飼っている人で43.7%、猫を飼っている人で16.0%が加入者だった。昨年と比較すると、犬では2.0ポイント上昇し、猫では4.9ポイント低下しており、かなり差異が出てきている。
なおペット保険の加入理由については「病気やケガの診療費負担を軽減するため」68.7%が圧倒的に多い。猫では「ペットの寿命が延びているため」18.2%という人も目立ち、長寿傾向が保険加入の理由になっている様子がうかがえた。
調査概要
- 【調査対象】全国20歳~69歳男女(楽天インサイトに登録しているモニター約220万人)
- 【調査時期】2022年1月5日~6日
- 【有効回答数】1,000
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